王位戦七番勝負第3局
2025年08月03日
将棋タイトル戦の王位戦七番勝負第3局が7月29・30日の2日間に渡って、北海道千歳市「ポルトムインターナショナル北海道」で行われました。

第2局の打ち歩詰めの芸術的な勝利で2連勝を飾った藤井王位。
プロ棋士は自身の駒どころか相手の駒まで計算に入れて詰み筋を見つけていくのですが、まさか相手の歩を1枚残させて打ち歩詰めにさせる投了図を描くなんて、プロの棋士の方は見えていたのかもしれませんが、常人では到底考えにも及ばない手順です。
そんな衝撃の第2局の興奮冷めやらぬままに第3局を迎えました。
先手永瀬九段が初手7六歩と角道を開け、藤井王位は角道を止め久々の雁木を目指す駒組みだ。永瀬九段は金矢倉に構えてじっくりと持久戦となり、両者とも慎重に構想を練った形となりました。
角換わりメインだったのがいきなり矢倉vs雁木で、やはりお互い1日目は慎重かつ繊細な駆け引きが続きます。
しかし、永瀬九段のこの金冠から銀冠への組み換えの間に藤井王位が攻め筋を見せていきます。永瀬九段も角を進出して相手陣の左右を睨みますが、7筋を挟んでいた銀冠の銀が突出してしまい、出た角も自陣まで引かされてそこで追い回されそうこうしているうちに壁銀を咎められて一気に詰められ短手数の88手にて永瀬九段、為すすべなく投了となりました。

一局を通して、素人目に見ても永瀬九段が明確な悪手を指したわけでもないのですが、(強いてあげるなら銀冠を崩して攻めた63手目の5五銀かな?)一手指すごとに藤井王位との差が少しづつ広がっていき、気がついたら自力では逆転できない差となっていました。このジリジリと差が開くのが負けている方にとっては嫌な展開らしく、明確に自分の指し手がまずかったり、相手のミスが勝ちに繋がるような手があれば反省も出来るようですが、なんだかわからないうちに負けたという将棋が藤井七冠と対戦した棋士に多く、相当ショックなようですね・・・。同じ盤面を見ていても一人だけ見えているものが違うのでしょうか。
ともあれ、藤井王位はこれで王位防衛に大きく近づきました。
将棋に絶対は無いとしても、過去において藤井七冠が同一シリーズで3連敗した例はありません。
そして、永瀬九段はそれ以上の4連勝をしないと王位奪取とはいかず、相当苦しい立場に立たされていることは間違いありません。
次局は3週間ほど間が空きますので永瀬九段の鬼のような研究の先の1勝を是非勝ち取って渭水苑対局が実現してほしいと思います。
《タカダ》

第2局の打ち歩詰めの芸術的な勝利で2連勝を飾った藤井王位。
プロ棋士は自身の駒どころか相手の駒まで計算に入れて詰み筋を見つけていくのですが、まさか相手の歩を1枚残させて打ち歩詰めにさせる投了図を描くなんて、プロの棋士の方は見えていたのかもしれませんが、常人では到底考えにも及ばない手順です。
そんな衝撃の第2局の興奮冷めやらぬままに第3局を迎えました。
先手永瀬九段が初手7六歩と角道を開け、藤井王位は角道を止め久々の雁木を目指す駒組みだ。永瀬九段は金矢倉に構えてじっくりと持久戦となり、両者とも慎重に構想を練った形となりました。
角換わりメインだったのがいきなり矢倉vs雁木で、やはりお互い1日目は慎重かつ繊細な駆け引きが続きます。
しかし、永瀬九段のこの金冠から銀冠への組み換えの間に藤井王位が攻め筋を見せていきます。永瀬九段も角を進出して相手陣の左右を睨みますが、7筋を挟んでいた銀冠の銀が突出してしまい、出た角も自陣まで引かされてそこで追い回されそうこうしているうちに壁銀を咎められて一気に詰められ短手数の88手にて永瀬九段、為すすべなく投了となりました。

一局を通して、素人目に見ても永瀬九段が明確な悪手を指したわけでもないのですが、(強いてあげるなら銀冠を崩して攻めた63手目の5五銀かな?)一手指すごとに藤井王位との差が少しづつ広がっていき、気がついたら自力では逆転できない差となっていました。このジリジリと差が開くのが負けている方にとっては嫌な展開らしく、明確に自分の指し手がまずかったり、相手のミスが勝ちに繋がるような手があれば反省も出来るようですが、なんだかわからないうちに負けたという将棋が藤井七冠と対戦した棋士に多く、相当ショックなようですね・・・。同じ盤面を見ていても一人だけ見えているものが違うのでしょうか。
ともあれ、藤井王位はこれで王位防衛に大きく近づきました。
将棋に絶対は無いとしても、過去において藤井七冠が同一シリーズで3連敗した例はありません。
そして、永瀬九段はそれ以上の4連勝をしないと王位奪取とはいかず、相当苦しい立場に立たされていることは間違いありません。
次局は3週間ほど間が空きますので永瀬九段の鬼のような研究の先の1勝を是非勝ち取って渭水苑対局が実現してほしいと思います。
《タカダ》
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