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臥龍城での竜王戦第4局

2022年11月10日

南千里店

8(火)9日(水)の2日間に渡って、棋界最高峰のタイトル戦である第35期竜王戦七番勝負、第4局が京都府福知山市の「福知山城 天守閣」にて行われました。


福知山城は、天正7(1579)年に丹波を平定した明智光秀が城と城下町を築きました。
明治初期に廃城となりましたが、1986(昭和61)年に福知山市民による瓦一枚運動(今で言うクラウドファンディング)の熱意によって5億円以上が集まり、三層四階の天守が復元されて現在に至ります。望楼からの城下の眺めは抜群で、まちのシンボルとして市民に親しまれています。

築城当時から残る個性豊かな石垣と、北近畿唯一の天守が福知山城の魅力で、その城景は龍が臥しているように見えることから臥龍城(がりゅうじょう)の別名を持ちます。

前局の第3局は1日目に優位を築いた挑戦者の広瀬八段でしたが、2日目に広瀬八段の8二角打ちからの藤井竜王の鮮やかな飛車切りの手で逆転勝ちで連勝した藤井竜王ですが、本局は果たしてどうなるのでしょう。
ここ福知山城は、広瀬八段にとって4年前に当時の羽生竜王と今回と同じ第4局を戦い勝利した縁起の良い場所となります。その後フルセットまでもつれて広瀬八段が竜王を奪取。本局も勝利して星をタイに戻したいところ。

藤井竜王の先手番で始まった本局は、「角換わり腰掛け銀」の戦型に。
本局は珍しく序盤より工夫を見せる藤井竜王のペースで進行。
1日目の封じ手は広瀬八段が行い2日目に注目された封じ手は8二歩。


攻め合いに活路を見出す手ですが、状況が改善されることはなくむしろ77手目の2二歩とした手が藤井竜王の進撃開始の合図になり、その後は防戦一方に回った広瀬八段が2日制のタイトル戦では異例早さの夕刻前の投了となった。

本局は藤井竜王のノーミスとも言える圧巻の指し回しで、一度もリードを許すことなく完璧な勝利でした。

これで藤井竜王の3連勝。
竜王、王位、王将の、名人を除く2日制の三冠を保持している藤井五冠ですが、2日制のタイトル戦に滅法強く、まず連敗がない、そして敗けた局はいずれも第1局目のみ。
2日制タイトル戦は通算24戦21勝3敗と異次元の強さを誇ります。
やはり時間を使った深い読みが藤井将棋の持ち味なので持ち時間8時間のタイトル戦は無敵に近い状態であります。

しかし、そんな竜王に、後がない広瀬八段は3連勝しないといけません・・・。
3局目から心に深刻なダメージを受けている広瀬八段が今後立ち直り一矢報いたいところ。

次局が楽しみです^^


《タカダ》

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