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今期最初のタイトル戦、名人戦第1局目

2022年04月10日

南千里店

今期最初のタイトル戦にして最高峰の名人戦がとうとう始まりました!

名人に君臨するのは渡辺明名人(二冠)。戦略家で知られ、安定した強さで現役強棋士の一人に挙げられる名人に対するは、昨年に続いて2度目の挑戦となる若き斎藤慎太郎八段。
前期の名人挑戦は1勝4敗と残念な結果となりました。が、やはり名人初挑戦で不慣れな状況が多く盤面に集中できなかったこともあったのですが、今回は経験が強さになっていると思うと今期のタイトルへの意気込みをインタビューで語っておられ、この名人戦リベンジに掛ける思いは相当なものであると感じさせられました。

名人戦本局で使われるのは双玉の「名人駒」。

毎年名人戦の第1局にしか使用されない特別な駒です。
現代の将棋では通常は上位者が「王」下位者は「玉」を使用するのですが、昔はどちらも玉を使用していました。


さて、第1局目は振り駒を行い渡辺名人の先手となりました。お互い矢倉模様に進みます。しばらく前例のある進行でしたが46手目斎藤八段が4五歩と銀頭に歩を突き出したのに対し渡辺名人は堂々と同銀と応じます。


40分の考慮のあと、斎藤八段は空いた角道の先にある香を奪いに行きます。

一見なんでもない香取りに見えましたが後になってこの香取りが勝敗の分かれ道となっていました。
この角成りで形勢が名人に傾きそのまま1日目を終えます。

2日目も斎藤八段の苦しい時間が続きます。
15時を迎える頃には自玉を整えることも難しくなり、斎藤八段は先手玉に迫る手を出していきます。
しかし、冷静な名人の応手に形勢が揺らぐことはなく、お互い1時間以上も時間を残したまま斎藤八段の投了となりました。

本局は渡辺名人の快勝譜となり強い名人が復活したような差し回しでした。

本当にめちゃくちゃ強い!なのに何故藤井竜王には滅法弱いのか・・・?

斎藤八段にも是非次局は粘り強い将棋を見せてもらいたいです。

《タカダ》

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