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三連覇か、四冠か───

2021年10月10日

南千里店

将棋界では、今年最後の一冠を争う戦いの初戦が10月8、9日に行われました。

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名人位と並ぶ最高位の竜王。
今期防衛して、棋界3人目の3期連続防衛記録を達成することができるのか注目される豊島竜王。
対するは、先だって豊島竜王から叡王位を奪取して三冠となった藤井三冠(王位・叡王・棋聖)。
王位戦のタイトル戦が始まった時は1勝6敗と大きく負け越していた藤井三冠でしたが、2つのタイトル戦を経て8勝9敗まで縮まりました。
最年少竜王と史上6人目の四冠に向けて最強の竜王に挑みます。

一局目は先後を決めるために振り駒をします。結果、藤井三冠が先手番となりました。

相掛かりで始まった本局は序盤より互角の進行で1日目の封じ手時もほぼ互角の形勢。
動いたのは2日目の豊島竜王の44手目の封じ手8四飛の手を見て指した45手目の5六金と右に寄った場面。

自分的には角道を自然に開ける一手のように見えたのですがAIは良いと判断しなかったようです。そもそも、『攻めは銀、受けは金』の格言があるように自陣より前に出る金はよしとされていないので、そこんとこも評価の下がる要因なのでしょうか。

この手を境に豊島竜王がやや優勢に進んでいきます。
途中お互いの飛車角の大駒が激しくぶつかり合う場面は迫力があります。

このままジリジリと豊島竜王が差を広げていくのではと思われた76手目。

上図の7七角を飛車と交換します。その後の手順は△7七飛成▲同銀△8九飛成と藤井陣の左辺を竜で一掃しようとします。しかし、結果的にこの竜は終局まで一マスも動けないままになります。


79手目の7一飛がこの一手と言えるほどの絶妙な飛車打ちで、この辺りを境にとうとう藤井三冠が逆転します。

終盤力が棋界一の藤井三冠に隙は無く、そのまま押し切り123手にて藤井三冠の白星発進となりました。
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序中盤は豊島、終盤は藤井と言われるように本局も進んでいきました。
非常に手順が難解な将棋で観てても正直難しすぎて理解が及ばなかったです・・・><

結果としては藤井三冠の勝利でしたが、薄氷の勝利といった感じなのかなと言うのが感想です。

次回第2局は10月22、23日京都市仁和寺で開催されます。
今回は緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除後ということでファンを入れた前夜祭や大盤解説会なども行われ、徐々に活気を取り戻しつつあることに自分も嬉しく思います。
竜王戦を含むタイトル戦は日本各地を転戦するので、現地のファンの方も生で数々の棋士の方と触れ合える貴重な体験が出来る場でもありますので、早くコロナが収束してマスク越しではない凛々しい棋士の皆さんの表情を観られる日が来ることを願うばかりです。

《タカダ》

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