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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

2021年02月07日

南千里店

コロナ禍で出歩くことが全く無くなった休日において、最近はアメリカ映画を自宅で鑑賞する機会が多くなり、その作品の中で久しぶりに感動した名作が『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でした。



1997年に公開された作品で、天才的頭脳を持ちながら、自らの心を閉ざしたまま非行に明け暮れるウィル・ハンティング(マット・デイモン)とロビン・ウィリアムズが演じる精神科医ショーン・マクガイヤとの心理カウンセリングを通じた心の触れ合いを描いた物語です。

主人公のウィルがMIT(マサチューセッツ工科大学)に清掃員として働いていた時、掲示板に書かれたMITの生徒が誰も解けない難解な数学の証明問題をひと目を盗んで解いてしまいます。



MITの数学界の権威であるランボーは後日この解答を書き記した生徒を探しますが名乗り出ないことに教師陣への挑戦と捉え更なる難問を提示します。
放課後、清掃に来ていたウィルがまたも廊下の掲示板に新たに書かれている問題に対して解答を書き記している時に偶然ランボーに見つかり、そのまま逃げ出します。
謎の回答者に興味を抱いたランボー、そのウィルをなんとか探しだしたのはウィルの裁判中でした。
過去の難しい判例を持ち出し自己弁護するウィルに裁判官は辟易したように5万ドルの保釈命令を出します。
ランボーはウィルに心理カウンセリングを受けることと研究を手伝うことを条件に身元保証人になるが、カウンセリングには非協力的なウィルに、学生時代の友人のショーンに頼ることに。
ショーンとのカウンセリング時、ウィルは自分の天才的頭脳をひけらかすかのように逆にショーンの心理を暴こうとします・・・。


内容は省きますが、先天性なのか後天性なのかはわかりませんがウィルには様々な分野での天才的な頭脳が備わっています。作品の中でも様々な書籍等の完全コピー能力を見せています。
そして彼には幼い頃の虐待のトラウマを抱えています。彼の天才的な記憶能力が故にそのトラウマが誰よりも鮮明に思い起こされ、その辛さや恐怖の記憶の保持がウィルの心を閉ざしている原因にもなっていると思いました。

そんな複雑な心境の主人公を演じた若きマット・デイモンの演技はさすが脚本兼主演だけあって素晴らしいもんです。
しかし、自分は精神科医を演じるロビン・ウィリアムズの過去を憂う哀愁ある演技に心打たれました。
彼の目で語る演技と言うか、表情が最愛の妻を失った自らの失意を滲ませる演技というか、そしてウィルと共にカウンセリングを通じて乗り越えていこうとするその心境を観る者に追体験させるような演技がこの作品に惹き込ませる大きな要因になったと思います。


「君は悪くない」と優しく語りかけ続けるショーンに、ウィルが最後にトラウマを曝け出して堰を切ったように抱き合いながら号泣するシーンは正直、泣けます。

観終えた後に改めて思う、
タイトルのグッド・ウィル・ハンティング。

「心の中のウィルはとても良い人なんだよ」そして、「グッド・ウィル(好意や善意)・ハンティング(探す)」
とのダブルミーニングが実に心地よい・・・。

そして邦題の旅立ち。

心から愛してくれ、その好意を自分に注いでくれた遠くに旅立った恋人のスカラーに会いに行くため、一度もボストンの街を出たことのなかったウィルが高給の仕事を辞めて会いに車でハイウェイを走っていくところでエンドロール。
自分の心の暗闇からの旅立ち、そして本当の愛を求めに行く旅立ち。

久々に観後感が良い映画を観た。
まだ観たことのない方には是非オススメです。

《タカダ》

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