まだまだ残暑の厳しい9月のある日
雑誌の記事に惹かれて、今年夏、最後の暑さへの挑戦です。
丹波市春日町黒井にある『黒井城跡』へ・・・
「続・日本100名城」に選ばれている城跡です!!
ここは丹波平野を一望する、標高356㍍の山上の要塞です。
ここで「黒井城」について少しだけご紹介を・・・
別名「保月城(ほげつじょう)」・「保築城(ほづきじょう)」と
呼ばれ、猪ノ口山の尾根伝いに曲輪群を配置、全山を要塞化している。
赤松貞範が1335年に築城し、戦国時代には「赤井直正」の居城となる。
その後は登山道入り口に設置されているこちらの案内板をお読み下さい!!
更に詳しくお知りになりたい方は・・・
済みません、ページ数が限られているため自力でお調べ下さいね(苦笑)
さて、いよいよ登山開始です。
登山道にはもう一つこの様な案内板が・・・
詳しくは知らないでここまで来ましたが、これを見ると気分が高揚します!!
登山コースには「急坂コース」と「ゆるやかコース」の2種類があり、
高齢の私達は当然「ゆるやかコース」を選択しました(笑)
駐車場のベンチで休憩していた地元の古老のおすすめは「急坂コース」でしたが
とんでもない!!ご遠慮させていただきました。
登山道入り口には”杖”が常設されていましたが、
まさか杖までいらないだろうと高をくくって登り始めました・・・
が、100メートルほど登ったところで慌てて取りに戻りました(大笑)
後々、これがどれほど役に立ったか・・・助かりました。
パンフレットには”ゆるやかで、整備された登山道”と紹介されてましたが
途中で ”嘘つき~~” と叫ぶくらいの登山道でした。
鬱蒼とした木々の間を通り抜けたり、木の根っこに足を取られたり、
この様な片側が崖で、岩場の登りもたくさんあります。
途中、蛇が道を横切る、ハチに注意の立て札がある・・・(泣きそう)
30~40分で登れると紹介されてましたが・・・
私達は「青息吐息」で1時間足らずかかりましたぁ~~
山の7合目付近の「石踏(せきとう)の段」には
”赤門”がありましたが、これは城跡とは関係が無い休憩所のようです。
同じ場所には「藩主・赤井家」の顕彰碑があり、風化していますが
こちらは ”赤井”の文字はちゃんと読めました。
汗をびっしょりかき、息をゼイゼイ弾ませやっと「三の丸・石垣」、
野面積みの石垣が現れてやっと山城らしい雰囲気が出てきました。
この頃になると足がガクガク”膝が笑う”を実感しました(笑)
二の丸跡・・・続いてやっと「本丸跡」へ・・・
ワォ~、遂に頂上だぁ~
周りに邪魔するものが何もなく360度の大パノラマ。
「竹田城跡」と良く似たロケーションです!!
達成感が半端ない!!
なんと”風”が心地いいんだろう。汗がみるみる引いていく・・・
丹波平野も一望でき、
「空と平野」・・なんだか天下人の気持ちが解りそうな・・(大笑)
頂上にはところどころにベンチが設置されている。
深呼吸しながら下界を眺める!! これぞ高所の真骨頂!!
汗が引いたところで、そろそろ下山。
皆様御存知のように山は登るより下りが大変!!
砂利や小石で滑らないように、更に慎重に下りますが、
こちらのほうが膝や足に負担がかかります。もうヘトヘト!!
無事下山して麓から振り返ると山は微妙な高さでした。
低いような・・・高いような・・・
あんなに苦労して登ったのに、この高さかぁ~~
でも、小さいながらも我ら夫婦には密かな満足感がありました。
「また登る?」と妻に聞いたところ、
黙って首を横に振っておりましたが・・・(笑)
次回はもう少し楽な山登りをしてみます!!!
《タケナカ》
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