こんにちは。
休みの日、近所に買い物に行ったときのこと…開店前のTSUTAYAの前に行列が出来ていました。あれ何の行列かなー。
買い物を済ました後もう一度TSUTAYAの前を見てみると
「今月末で閉店につき本日より店内在庫品処分セール」の文字が飛び込んできました…なるほど…そう思った次の瞬間自転車を停めて店内に入ってました。
新作、準新作はセール対象外だし、レンタル品として使用されてた中古ではあるけれど、破格で購入出来ることもあり、店内に入ると凄い人。
子供連れのお母さんや学生さんに年配の方々まで。
そしてみなさん手にしたカゴの中にはDVDやCDやコミックで一杯。もはや争奪戦の様相。
そんな中、僕なりに良いものを見つけました。
『相棒 eleven』のお正月特番が収められたDVD。実はこの時のキャストには波瑠さんの名もクレジットされています(笑)。
レジ前の行列に20分ほど並び会計を済ませて、自転車に乗って帰る道すがら、ふと思いを巡らせました。。。
ダウンロード、YouTube、電子書籍…と今やパソコン、スマホで音楽や動画に漫画まで、手のひらで楽しめる時代。
わざわざDVDやCDを借りて、観たり聴いたりする人が少なくなった。
寂しいけどこれも時代の流れなのか。
どっちがいい、悪いとかいう話しじゃない。
これだけネットやスマホ、PCにタブレットが普及すれば、ある意味仕方のないことなのかもしれない。
便利で多くの人から必要とされるものが主流になり、そうでないものが徐々に姿を消していく…いつの時代もその繰り返しだから。
メガネを取り巻く環境はどうだろう。
昔に比べてメガネ店の形態も様変わりし、低価格販売のお店が増えて、メガネが手軽に買えるようになった。
消費者にとって、価格が明確でわかりやすいこと、メガネがより身近な存在となったことは良いことだと思う。
ただ20年以上メガネに携わる人間として、「視力の改善」「目の負担の軽減」「生活の質の向上」「自分らしさの表現手段」を担う道具としてメガネの役割を考えると、果たして「手軽さ」それだけでいいのだろうかと思ってしまう。
何故なら、度数調整(見え方)、フィッティング調整(掛け心地)がお粗末なメガネを数多く目にするからです。
中には、メガネってこんなものだろうと、自分に言い聞かせて、不調がありながらも、半分諦めて使い続けていたお客様もおられるのです。
そうなると、その方にとってますますメガネに対する期待や価値観が下がってしまうのかもしれません。
FLEA F-559 18 45 28,000yen+tax
でも、そんな方々に知って欲しい。
◎快適に掛けれるよう度数の調整をすること。
◎長く掛けててもストレスを感じにくいようキチンとフィッティングをすること。
◎お困りごとをじっくりと、しっかりとお聴きすること。
◎その人らしく、さらに生活に彩りをプラスできるようなデザインのフレームをご提案すること。
フレーム選び・レンズ選び、検眼、加工、フィッティング、調整…ひとつひとつの工程ををお客様の立場で丁寧に行なっているメガネの専門店も数多くあることを。
そこで働く人達が持っているもの、大切にしているものは、きっと…
メガネに対して、お客様に対しての『責任』なんだと思う。
音楽ならダウンロードであっても、レンタルであっても届く音楽は基本同じものだ。
でもメガネの場合、どんなお店で購入するかで全く別の物になると考えた方がいい。
これから超高齢化社会を迎えてメガネの需要はますます大きくなると予想されます。
メガネの場合、今後も低価格販売の量販店と適正価格販売の専門店が共存していくことでしょう。それでいいと思っています。
消費者にとって選択肢があることは素晴らしいこと。
ただ、メガネの価値を下げないために、メガネに関わる全ての人が自分の置かれた環境の中で、私利私欲の為だけではなく、責任を持って、お客様のために行動して欲しいと切に願っています。
そして結果として、お客様にとってメガネがご自身の『相棒』のように感じてもらえるよになればと思っています。
こんなことを偉そうに言ってる僕自身まだまだ道半ば、またまだ勉強が必要です。ただ、どうせなら志しは高くありたい。
そしてメガネの価値を高めていきたい。
そんな事を考えた暑い夏の空の下。
《ウエノ》
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