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本のお話し

2016年12月04日

南千里店

うっぽぽ同心十手綴り 坂岡 真
凍て雲 笹りんどう

貧乏籤を引き、斬首に立ち会うこととなった勘兵衛は、盗みを働いた医者の
唇を読んでしまう。近在の者に慕われていたという罪人の刑死にたちあった。

不運にも勘兵衛は罪人と目があった、『天は照々として誠を照らす』
天だけは善悪の別をみぬいている。

何かを訴えるようにして斬首された者の心情を想い、真相解明に

困った者には救いの手をさしのべてやる、たとえ咎人であっても
情にほだされれば救ってやる。

自分の手柄を人に譲り、袖の下は決っして受け取らない
上役、同輩からは軽んじられ『 うぽっぽ 』とあだ名され馬鹿にされるが

庶民には、優しく抜群の洞察力で真相を解明して人情裁きで
罪を憎んで人を憎まず、読んでいて心あたたまる作品です。

休日に図書館で本を8冊借り帰宅、さてどれから読もうかと
パラパラと最初のページを読んでゆくと、なんと4冊が読んだ本でした
またその中の3冊が坂岡真の本でした、今年もすでに120冊読破
その中の50冊が坂岡真の本でした。

おすすめです。

《フジイ》

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