王将戦第2局 静の均衡、動の一閃 〜封じ手越しの読み合い〜
2026年02月01日
ALSOK杯第74期王将戦第2局が1月25日(土)、26日(日)に京都市伏見稲荷大社で行われました。

事前研究と終盤の正確さで藤井王将の追撃を振り切り開幕戦を勝利した永瀬九段。
藤井王将も初の開幕2連敗は避けたいところ。しっかり対策はされていることでしょう。
さて手番は藤井王将へ移っての第2局は角換わりを基調とした戦型へと進行しました。互いの持ち味を生かしつつバランスに重きを置いた序盤で、藤井王将は先手番で堅実に駒組みを進め、永瀬九段も後手で受けに強い陣形を構築。序盤は両者とも大きなミスなく、互角からやや先手(藤井王将)の微妙な形勢へ向かう展開となりました。
昼食休憩をはさんで中盤に差し掛かると、戦いは徐々に激しさを増していきます。両者の駒が戦場に投入され、玉と金銀の攻防が局面の主導権争いを左右しました。ここでのポイントは、藤井王将が端攻めの構想を含ませつつ、大駒の連携を強化していった点です。一方の永瀬九段も攻守のバランスを保ちながら、持ち時間をじっくり使い落ち着いた手順を重ねます。
特に印象的だったのは、藤井 王将が局面を先読みし、大駒をうまく前線に展開していった場面です。解説では「藤井 王将の攻めのタイミングと持ち時間配分が絶妙」と評されるなど、両者の緊張感ある攻防が続きました。ここまでは決定的なミスこそなかったものの、序盤の均衡が崩れつつあるという雰囲気が強まりました。
1日目の終盤近く、両者は激しい中盤戦の駒損、攻防の機微を経て、藤井王将の封じ手で初日が終了。の段階では、藤井王将がやや形勢有利の気配を漂わせつつ、永瀬 九段も堅実に受け止めているという状況でした。
2日目は前日と打って変わって封じ手後数手で、局面はさらに激しくなりました。先手は攻めの勢いを維持しつつ、後手は冷静な受けと反撃の準備を進めます。
終盤に入ると、藤井王将が局面に鋭い手を連発し、永瀬 九段の防御ラインに小さなズレを生じさせたことが流れを変える局面となりました。これがいわゆる「毒饅頭的な攻め筋」として一部解説で注目された部分で、局面が急速に藤井王将側に傾いていく象徴的な場面でした。

こうした状況の中、永瀬九段も粘り強い受けを見せましたが、最終的には局面を立て直せず、藤井王将が111手で勝利を収めました。この勝利によって、シリーズは1勝1敗のタイに持ち込まれました。
本局は藤井王将の緻密な攻め手と局面を決定的に後退させない巧みな手順が光った一局でした。中盤から積み重ねてきた有利な局面を、永瀬九段の持ち時間と受けをうまく攻略することで決着に導いた点は、タイトル戦ならではの深い読みの応酬と言えます。
これで、初タイトル奪取時から開幕連敗しない神話が継続となりました。
レジェンド羽生九段でさえ、初タイトル挑戦の竜王戦では持将棋を挟んでの2連敗スタートでした。(しかし竜王位は奪取に成功)
今後どこまで記録が伸びるのか楽しみでもあります。
で、王将戦恒例の勝者の罰ゲームは~?

出典:mainichi.jp
《タカダ》

事前研究と終盤の正確さで藤井王将の追撃を振り切り開幕戦を勝利した永瀬九段。
藤井王将も初の開幕2連敗は避けたいところ。しっかり対策はされていることでしょう。
さて手番は藤井王将へ移っての第2局は角換わりを基調とした戦型へと進行しました。互いの持ち味を生かしつつバランスに重きを置いた序盤で、藤井王将は先手番で堅実に駒組みを進め、永瀬九段も後手で受けに強い陣形を構築。序盤は両者とも大きなミスなく、互角からやや先手(藤井王将)の微妙な形勢へ向かう展開となりました。
昼食休憩をはさんで中盤に差し掛かると、戦いは徐々に激しさを増していきます。両者の駒が戦場に投入され、玉と金銀の攻防が局面の主導権争いを左右しました。ここでのポイントは、藤井王将が端攻めの構想を含ませつつ、大駒の連携を強化していった点です。一方の永瀬九段も攻守のバランスを保ちながら、持ち時間をじっくり使い落ち着いた手順を重ねます。
特に印象的だったのは、藤井 王将が局面を先読みし、大駒をうまく前線に展開していった場面です。解説では「藤井 王将の攻めのタイミングと持ち時間配分が絶妙」と評されるなど、両者の緊張感ある攻防が続きました。ここまでは決定的なミスこそなかったものの、序盤の均衡が崩れつつあるという雰囲気が強まりました。
1日目の終盤近く、両者は激しい中盤戦の駒損、攻防の機微を経て、藤井王将の封じ手で初日が終了。の段階では、藤井王将がやや形勢有利の気配を漂わせつつ、永瀬 九段も堅実に受け止めているという状況でした。
2日目は前日と打って変わって封じ手後数手で、局面はさらに激しくなりました。先手は攻めの勢いを維持しつつ、後手は冷静な受けと反撃の準備を進めます。
終盤に入ると、藤井王将が局面に鋭い手を連発し、永瀬 九段の防御ラインに小さなズレを生じさせたことが流れを変える局面となりました。これがいわゆる「毒饅頭的な攻め筋」として一部解説で注目された部分で、局面が急速に藤井王将側に傾いていく象徴的な場面でした。

こうした状況の中、永瀬九段も粘り強い受けを見せましたが、最終的には局面を立て直せず、藤井王将が111手で勝利を収めました。この勝利によって、シリーズは1勝1敗のタイに持ち込まれました。
本局は藤井王将の緻密な攻め手と局面を決定的に後退させない巧みな手順が光った一局でした。中盤から積み重ねてきた有利な局面を、永瀬九段の持ち時間と受けをうまく攻略することで決着に導いた点は、タイトル戦ならではの深い読みの応酬と言えます。
これで、初タイトル奪取時から開幕連敗しない神話が継続となりました。
レジェンド羽生九段でさえ、初タイトル挑戦の竜王戦では持将棋を挟んでの2連敗スタートでした。(しかし竜王位は奪取に成功)
今後どこまで記録が伸びるのか楽しみでもあります。
で、王将戦恒例の勝者の罰ゲームは~?

出典:mainichi.jp
《タカダ》

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