ドリア～よもやま話～

皆さんこんにちは！

突然ですが皆さんは「ドリア」はよく食べられますか？



チーズに包まれた香ばしい香りが、肌寒くなってくるこの季節にはピッタリですよね。

私も大好物です(^^)

今日10/29は「ドリアの日」です(^^)

横浜の老舗ホテル「ホテルニューグランド」が制定したもので、その由来は
「ホテルニューグランド」の初代総料理長 「サリー・ワイル」氏がスイスから日本へ
やって来た日にちなんでいます。

「ドリア」が生まれたのは、今からおよそ100年前の事で、当時ホテルに滞在していた
外国人の宿泊客が、体調を崩して食欲がなかったそうです。

そんな時、「サリー・ワイル」氏が「のどごしがよく、栄養もある一皿を」と考えて
作ったのが、「バターライス」に「海老のクリーム煮」をのせ、「ホワイトソース」と
「チーズ」をかけて焼いた料理で、これが日本初の「ドリア」になります(^^)

以後、「ドリア」は「日本発の洋食」として全国に広まり、今では喫茶店やレストラン
家庭の食卓でも定番の人気メニューになりました(^^)

ちなみに「ドリア（Doria）」という名前は、イタリア・ジェノバの名門貴族
「ドリア家（Doria family）」に由来するといわれています。

ところで、ご存知の方も多いと思われますが、イタリアには「ドリア」という
料理は存在しません。

イタリアの名門貴族が名前の由来になっていますが(^^;

イタリアではご飯を使う料理は「リゾット（risotto）」が主流で、オーブンで焼く
米料理は伝統的にはないんですね。

明治～昭和初期、日本では外国の料理を日本人の口に合うようにアレンジした洋食が
数多く誕生しましたが、「ドリア」もそのひとつになります(^^)

その他にも「オムライス」「ナポリタン」「コロッケ」等も「日本発の洋食」になります。

それにしても、体調を崩して食欲がなかった方の為に、温かい「ドリア」が
考えられたなんて、心も温かくなる話ですよね(^^)

《マツウラ》