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クロード・モネと白内障

2024年10月31日

メガネのセンリ

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いつもメガネのセンリ・ブログをご覧いただきありがとうございます。

オスカー・クロード・モネ(1840-1926)をご存じですか?
モネと言えば「睡蓮」、美術の教科書にも載っていた画家ですね。
有名な画家、印象派など思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はモネ氏も白内障になっていたそうです。
モネ氏の作品を発表順に見ると、人の加齢がモノの見え方にどのような
影響を及ぼすかがわかるようなのです。



たとえば

【「睡蓮の池」日本の橋】という同じ構図の絵を、

左側:59歳の時に写生したものと
右側:78~82歳の時に写生したものとでは
白内障発症前と発症後になり、だいぶ違っています。

白内障発症後の絵は対象の橋の輪郭もはっきりとせず、色も黄色やオレンジで塗られています。
どうしてかといいますと、歳をとってから水晶体がにごる(=白内障になる)と、
黄色く濁り、外界が黄色っぽく見えるようになるからのようです。
白内障の影響がでているようなのです。

モネ氏は、絵画や写生に白内障の影響が出ていたにもかかわらず、手術を拒み続けたそうです。
その結果、82歳の時に、右目はほとんど見えなくなり、左目の視力もわずかになってしまいました。

そのころのモネ氏は
「ベートーベンが耳が聞こえないのに音楽を作曲したように、私は見えないのに絵を描く」
と言っていたようです。

この頃のモネ氏は絵に青系の色をあまり使いませんでした
なぜなら、濁った水晶体が青・紫の色などを通さなくなり、
青系の色と黒の区別がつかなくなったと考えられているようです。

ついに1922年、当時のフランス首相クレマンソー(1841~1929)のすすめによって、
モネ氏は、右目の白内障手術を受けることになります。

手術後に彼は「左の白内障眼で見ると、すべてが黄色に見えるのに、手術した右目で見ると
すべてが青っぽく見える」といったそうです。

白内障は、見えづらくなる、まぶしく感じるようになるということ以外に
色の見え方にも影響を及ぼしてしまうようです。

現代の日本では、白内障は適切に対応すれば決して怖い病気ではなくなっています。
更には、白内障手術の際に目の中に挿入する眼内レンズも精度が上がり術後の負担も減っています。



現在、東京ですが国立西洋美術館にて《モネ 睡蓮のとき》が展示中です。
機会があれば白内障の事も考えながら展示をご覧になってください。

モネ展公式HP

白内障って何?と分かりにくければメガネのセンリスタッフは
全員、眼鏡作製技能士技能士ですので分かりやすく解説します。
どうぞご相談くださいませ。


《なかお》

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当店、メガネのセンリには国家検定資格である「眼鏡作製技能士」が在籍しております。 国内唯一のめがねの国家検定資格を持つエキスパートが、 お客様一人ひとりに最適な提案・販売・ケアを行っており、 あなたの目の健康をサポートいたします。

メガネに関するお悩みやご相談がございましたら、 ぜひメガネのセンリにご来店ください。 下記の店舗にて、心よりお待ちしております。

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