いざいざ奈良。
2024年10月26日
こんにちは。
8月に叔母の告別式があって奈良へ訪れた時思ったんです。そういえば数年前に奈良に来たのも叔父の告別式だったなと。最近はこんな時にしか奈良を訪れてないんだなと。
僕にとって奈良は亡き母の生まれ育った場所。小さい時は奈良市内にある母の実家へ年2〜3回は訪れていたのに。難波から近鉄奈良線で電車に揺られオカンと2歳下の弟と3人で(親父は仕事)。
奈良公園を最後に訪れたのも、記憶が確かなら中1の秋の遠足だったかも。若草山で友達とお弁当を食べた後、何度も何度も斜面をダンボールで滑ったっけなー、良い思い出。
また最近、年齢的なものでしょうか(笑)
個人的に仏教や仏像に興味があり、久しぶりに奈良を訪れてみることに…
ノスタルジックな気持ちも抱えつつ、いざいざ奈良!
最初に訪れたのは『興福寺』。


まずは広い境内の中枢に壮大華麗な姿を現したのが『中金堂』。平成30年10月、20年の年月を掛け301年ぶりにに再建されました。(ちなみに金堂とは本尊仏を安置する寺院で最も大切なお堂のこと)
金色に輝く本尊・釈迦如来坐像を真ん中に、諸仏が安置された中金堂の内部。注目は、本尊を四方から囲むようにしてお護りする4躰の仏像、国宝・四天王立像。鎌倉時代の天才仏師・運慶が率いた工房の作と考えられ、峻厳な表情と躍動感あふれる姿が生き生きと迫ります。
中金堂再建にあたり、興福寺に伝わる数組の四天王立像の中から、天井が高く広々とした新空間に最も調和する像として、南円堂の四天王像をお招きしたそうです。

こちらは『南円堂』です。
国宝・四天王立像は凄い迫力で今にも動き出しそうな躍動感があります。真新しく金色に輝く釈迦如来坐像も抜群の存在感。優しいお顔をされてます。

堂内は撮影禁止のためこちらはイメージです。
ところでみなさん、仏さま(仏像)にもランクがあるのをご存知ですか?
如来、菩薩、明王、天、の順番です。
その差は表情や身に付けてる衣服や飾りに現れているようです。
◉如来は悟りを開いていて穏やかな優しい顔で薄着で装飾がなくシンプルなお姿。
◉菩薩は悟りを開くため修行中。あえて悟りを開かずに私たちと共にいてくださるとも。王子だった頃の釈迦の姿で冠やネックレスを身につけ髪の毛を高く結い上げている。
◉明王は大日如来の化身で、言うことを聞かない人を仏教に導くために険しい顔をしている。武器や蛇などを持つ。
◉天は如来や菩薩の補佐を務め、守護することから護法善神とも呼ばれています。天は多数存在することから外見に特徴や決まりがある訳ではないですが、傾向としては女性神である吉祥天や弁財天は柔らかく慈愛に満ちた表情をしています。
反対に金剛力士や四天王は武器を持ち、忿怒の表情をしているのが特徴です。
煩悩の僅かな違いがそういったところに表れているのだとか(笑)。
そういう見方をすると仏像とても面白いです。
ちなみに奈良と言えば鹿。
ファーストコンタクトは中金堂の拝観券購入売場でした。多くの外国人観光客が鹿にカメラを向けています。僕もそのひとりですが…(笑)


中金堂の東にある『五重塔』は現在明治時代以来120年ぶりとなる大規模な保存修理工事中で2031年完了予定とのことです。

次に訪れたのが、境内の北東にある『奈良興福寺国宝館』。

ここ『国宝館』には興福寺に伝わる数多くの国宝・重要文化財を収蔵しており、天平時代の寺宝としては八部衆立像(国宝)、十大弟子立像(国宝)、鎌倉時代のものとしては天燈鬼立像・竜燈鬼立像・金剛力士像(国宝)があげられます。
阿修羅像は仏像界のアイドルと言われるだけあって魅力的でした。千手観音菩薩立像は5m20㎝あり国宝館のセンターに君臨しそのお姿に圧倒されました。
国宝館の館内は照明を落とし凛とした緊張感のある空間。仏像それぞれ表情や佇まいも違います。歴史は詳しくないですが、700〜1300年近くも前に仏師が魂を込めた作品を前にして、様々な時代を生きた方々が色々な思いを抱えて対峙して来たんだと想像すると、とても尊く有難い気持ちになりました。そして不思議と心がスーッと軽くなったような感覚になりました。
こちらも館内撮影禁止となっておりますのでノーイメージで。また訪れたい場所となりました。
拝観が終わって丁度お昼の時間となりお腹も空いてきたので、奈良県民のソウルフードを食べに行くことに。
そう『彩華ラーメン』です。
これまでに『天理スタミナラーメン』は食べたことがあったんですけど、白菜入りの旨辛スタミナラーメンの元祖と言われる『彩華ラーメン』はまだ食べたことなかったんで。
奈良駅からお店のある三条大路四丁目バス停付近まで30分近く歩きました^_^; 側には平城宮跡があります。

彩華ラーメン(小)煮卵トッピングに半チャンセットを注文。
ごちそうさまです!旨辛で美味しかったです!
お腹も一杯になったので、さあ次は東大寺!!
〈次週へつづく〉
《ウエノ》
8月に叔母の告別式があって奈良へ訪れた時思ったんです。そういえば数年前に奈良に来たのも叔父の告別式だったなと。最近はこんな時にしか奈良を訪れてないんだなと。
僕にとって奈良は亡き母の生まれ育った場所。小さい時は奈良市内にある母の実家へ年2〜3回は訪れていたのに。難波から近鉄奈良線で電車に揺られオカンと2歳下の弟と3人で(親父は仕事)。
奈良公園を最後に訪れたのも、記憶が確かなら中1の秋の遠足だったかも。若草山で友達とお弁当を食べた後、何度も何度も斜面をダンボールで滑ったっけなー、良い思い出。
また最近、年齢的なものでしょうか(笑)
個人的に仏教や仏像に興味があり、久しぶりに奈良を訪れてみることに…
ノスタルジックな気持ちも抱えつつ、いざいざ奈良!
最初に訪れたのは『興福寺』。


まずは広い境内の中枢に壮大華麗な姿を現したのが『中金堂』。平成30年10月、20年の年月を掛け301年ぶりにに再建されました。(ちなみに金堂とは本尊仏を安置する寺院で最も大切なお堂のこと)
金色に輝く本尊・釈迦如来坐像を真ん中に、諸仏が安置された中金堂の内部。注目は、本尊を四方から囲むようにしてお護りする4躰の仏像、国宝・四天王立像。鎌倉時代の天才仏師・運慶が率いた工房の作と考えられ、峻厳な表情と躍動感あふれる姿が生き生きと迫ります。
中金堂再建にあたり、興福寺に伝わる数組の四天王立像の中から、天井が高く広々とした新空間に最も調和する像として、南円堂の四天王像をお招きしたそうです。

こちらは『南円堂』です。
国宝・四天王立像は凄い迫力で今にも動き出しそうな躍動感があります。真新しく金色に輝く釈迦如来坐像も抜群の存在感。優しいお顔をされてます。

堂内は撮影禁止のためこちらはイメージです。
ところでみなさん、仏さま(仏像)にもランクがあるのをご存知ですか?
如来、菩薩、明王、天、の順番です。
その差は表情や身に付けてる衣服や飾りに現れているようです。
◉如来は悟りを開いていて穏やかな優しい顔で薄着で装飾がなくシンプルなお姿。
◉菩薩は悟りを開くため修行中。あえて悟りを開かずに私たちと共にいてくださるとも。王子だった頃の釈迦の姿で冠やネックレスを身につけ髪の毛を高く結い上げている。
◉明王は大日如来の化身で、言うことを聞かない人を仏教に導くために険しい顔をしている。武器や蛇などを持つ。
◉天は如来や菩薩の補佐を務め、守護することから護法善神とも呼ばれています。天は多数存在することから外見に特徴や決まりがある訳ではないですが、傾向としては女性神である吉祥天や弁財天は柔らかく慈愛に満ちた表情をしています。
反対に金剛力士や四天王は武器を持ち、忿怒の表情をしているのが特徴です。
煩悩の僅かな違いがそういったところに表れているのだとか(笑)。
そういう見方をすると仏像とても面白いです。
ちなみに奈良と言えば鹿。
ファーストコンタクトは中金堂の拝観券購入売場でした。多くの外国人観光客が鹿にカメラを向けています。僕もそのひとりですが…(笑)


中金堂の東にある『五重塔』は現在明治時代以来120年ぶりとなる大規模な保存修理工事中で2031年完了予定とのことです。

次に訪れたのが、境内の北東にある『奈良興福寺国宝館』。

ここ『国宝館』には興福寺に伝わる数多くの国宝・重要文化財を収蔵しており、天平時代の寺宝としては八部衆立像(国宝)、十大弟子立像(国宝)、鎌倉時代のものとしては天燈鬼立像・竜燈鬼立像・金剛力士像(国宝)があげられます。
阿修羅像は仏像界のアイドルと言われるだけあって魅力的でした。千手観音菩薩立像は5m20㎝あり国宝館のセンターに君臨しそのお姿に圧倒されました。
国宝館の館内は照明を落とし凛とした緊張感のある空間。仏像それぞれ表情や佇まいも違います。歴史は詳しくないですが、700〜1300年近くも前に仏師が魂を込めた作品を前にして、様々な時代を生きた方々が色々な思いを抱えて対峙して来たんだと想像すると、とても尊く有難い気持ちになりました。そして不思議と心がスーッと軽くなったような感覚になりました。
こちらも館内撮影禁止となっておりますのでノーイメージで。また訪れたい場所となりました。
拝観が終わって丁度お昼の時間となりお腹も空いてきたので、奈良県民のソウルフードを食べに行くことに。
そう『彩華ラーメン』です。
これまでに『天理スタミナラーメン』は食べたことがあったんですけど、白菜入りの旨辛スタミナラーメンの元祖と言われる『彩華ラーメン』はまだ食べたことなかったんで。
奈良駅からお店のある三条大路四丁目バス停付近まで30分近く歩きました^_^; 側には平城宮跡があります。

彩華ラーメン(小)煮卵トッピングに半チャンセットを注文。
ごちそうさまです!旨辛で美味しかったです!
お腹も一杯になったので、さあ次は東大寺!!
〈次週へつづく〉
《ウエノ》
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