スタッフブログ

TOP > スタッフブログ > リベンジか、3連覇か~王位戦7番勝負~

リベンジか、3連覇か~王位戦7番勝負~

2022年07月03日

南千里店

ツイートする

今夏は藤井五冠のタイトル防衛戦ラッシュですが、とうとう王位戦七番勝負が始まります。

挑戦者は前期と同じく豊島将之九段。


第1局目は28日、29日の二日間に渡って行われました。

対局会場は愛知県犬山市。両対局者とも愛知県出身なので、愛知県での対局はファンも一層盛り上がることでしょう。

前期は黒星スタートから4連勝で防衛と圧倒的強さを見せた藤井王位ですが、今期は豊島九段もリベンジに燃え十分な研究をしてこのタイトル戦に望んできていることと思います。

初戦はどちらがスタートダッシュを決めるのか。

第1局目は先後を決めるために振り駒を行います。
振り駒の結果、挑戦者の豊島九段が先手となりました。

戦型は豊島九段の誘導で角換わりに進みましたが、研究であろうことは疑いない時間を使わない指し手に対し、藤井王位の方はしっかりと読みを入れながら時間をかけていくスタイル。

1日目から盤上が激しく動きます。1筋2筋での激しい攻防は、しかし両者は最善の指し手で均衡を保っていきます。

ただ、持ち時間の差が圧倒的に開いてしまっているので藤井王位の心情はいかに。

1日目は豊島九段の封じ手で終了。消費時間は藤井王位が5時間4分に対し、豊島九段は2時間7分。
2日目の中終盤を残り時間3時間を切る少ない時間で戦い抜かなくてはいけないのですが果たして・・・。

2日目、やはり時間を使わず指していく豊島九段。どこまでが事前研究の範囲なのか、この一局に掛けてきた時間の重みがひしひしと感じられます。

更に時間を消費しながらもついていく藤井王位ですが、84手目、予想されていた8六歩ではなく、豊島玉のこびんを攻める7五歩を選択しました。ぱっと見、手筋に見えたこの7五歩が明暗を分ける一手となってしまったのでした。


ほぼ互角の勝負がこの一手で一気に豊島九段の優勢に。

ここはとても複雑で、8筋の歩の突き捨てが入っているのといないのとでは詰む詰まないのレベルまで関わってきてしまうのでした。

リアルタイムで見ていた私は、さっぱりわかりませんでした^^;

この後、豊島九段は2時間を超える大長考でしっかりと読みを入れ、藤井玉を詰ませて前期に続き初戦を勝利で飾りました。

第1局目は豊島九段の銀損という大きな代償を払いながらも、それが勝利につながる深い研究の範囲であったことに驚きと、やはり豊島九段は強い!ということを再認識させられました。

藤井王位は2日制のタイトル戦では実に一年ぶりの敗戦でした。(一年前に豊島九段と戦った王位戦第1局目以来)

このままでは終われない藤井王位の、前期をなぞるような逆襲が始まるのか、又は豊島九段のリベンジはこの先続いていくのか。

第2局目以降も注目していきたいと思います!


《タカダ》

コメント一覧

タイトル
名前
コメント
画像認証(認証文字を入力してください)
CAPTCHA Image  [別の画像に替える]

カレンダー

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最新記事

アーカイブ