ルーティン〜靴とメガネのお手入れ。
2021年09月11日
こんにちは。
仕事を終えて家に着いて家族にただいまと告げた後、真っ先に玄関ですることがあります。
それは靴のお手入れです。
靴を脱いだら、まず馬毛ブラシで表面の埃を払い落とします。軽い擦り跡ならブラッシングだけで不思議と消えて無くなります。跡が取れにくい時は豚毛ブラシを使うことも。
革靴の表面に埃が付着したままだと、革に含まれた油分が埃に移ってしまい革のコンディションが落ちてしまうのだそうです。これが靴にとっては命取り。
普段はこれだけです。ものの5分くらいです。
翌朝は他の靴を履き、昨日履いていた靴の中にシューツリーを入れます。靴の型崩れを防ぐ目的と、余分な湿気を取り除く目的の2つ。1日履くと足にコップ一杯分の汗をかくと言われています。安価なシューツリーですがレッドシダーという木材で出来ていて防臭防カビ効果もあります。
そして。2、3週間に一度休みの日にガッツリと靴磨きをします。
馬毛ブラシで軽く埃を落として、クリームを使い汚れを落としていくのですが、この時使用するのが白のフランネル生地。
ちなみにフランネル生地は千里中央オトカリテにある手芸屋さん『ユザワヤ』で75cm×1mを700円程で購入し、靴磨きがしやすいよう自分でピンキングバサミで帯状にカットします。相当磨ける本数が作れますよ(笑)。
これを作業しやすいように指にくぐりつけて、クリームを少量着けて靴全体の汚れを拭き取ります。
そして黒の乳化カラーをアプローチブラシに少量移して全体に少しずつ載せていきます。そして豚毛ブラシでザザザザッザザザザッと磨き馴染ませていきます。この時の音がなんとも心地良い。
最後にクロスで艶出しをします。
磨き終えて綺麗になった靴を前にひとりニンマリ。
では、ここからが本題。
メガネ屋ですからメガネのお手入れについて綴っていきたいと思います。
メガネを使用した一日の最後。
まず水洗いをします。表面に付着した汗や皮脂、油分を落とすのが目的です。
出来ればこの時中性洗剤を使うとベストです。
中性洗剤を指に一滴つけて手のひらで泡立てて、その泡でくるんでフレームもレンズもメガネをまるごと洗ってしまいます。
そしてザーッと流水でよく濯ぎます。
この時あまり中性洗剤を使い過ぎると濯ぎに時間がかかるのでお気をつけくださいね。
そして洗い流した後は、ティッシュやタオルで水分を取ります。特に鼻パット周り、蝶番のネジ周りなどに水分が残りやすいので、少しの間ティッシュやタオルをじっと押し当てて毛細管現象を利用して吸い取ります。とにかくメガネに水分を残さないようにします。
そしてメガネ専用のクロスで優しく仕上げます。
お家で出来るお手入れ方法としては基本これで問題ありません。パーフェクト。
そしてここからはお願いです^_^
出来れば時々お店までご愛用のメガネをお持ちいただきたいのです。それには理由があります。
フレームとレンズの隙間の汚れなどはご自身ではお手入れが難しいので、超音波洗浄器でジジジッーと綺麗にするため。場合によってはオーバーホールもさせていただきます。
そしてもうひとつこれが重要。
フレームの歪みなどがないか…キチンとした状態で掛けていただけてるか…掛け具合(フィッティング)を確認させていただきたいのです。必要であれば調整をして最適な状態に。
日頃の掛け外しで少しずつカタチが変わってきます。フレームの歪みなどはやはりご自身ではなかなか気付けませんしね。
1番の理由はお客様にお会いしたいからなのはここだけの話で…(笑)。
やはり靴でもメガネでも良いモノは長く使いたい。そのためには普段からのちょっとしたルーティンの積み重ねがとても大切で、数年後に大きな差となって表れてきますよ。
それよりも何より、手を掛ければ掛けるほど愛着がわくってなもんです。それは靴でもメガネでも同じ。画像は愛しき我が相棒…アンバレンタインBLANCA。
《ウエノ》
仕事を終えて家に着いて家族にただいまと告げた後、真っ先に玄関ですることがあります。
それは靴のお手入れです。
靴を脱いだら、まず馬毛ブラシで表面の埃を払い落とします。軽い擦り跡ならブラッシングだけで不思議と消えて無くなります。跡が取れにくい時は豚毛ブラシを使うことも。
革靴の表面に埃が付着したままだと、革に含まれた油分が埃に移ってしまい革のコンディションが落ちてしまうのだそうです。これが靴にとっては命取り。
普段はこれだけです。ものの5分くらいです。
翌朝は他の靴を履き、昨日履いていた靴の中にシューツリーを入れます。靴の型崩れを防ぐ目的と、余分な湿気を取り除く目的の2つ。1日履くと足にコップ一杯分の汗をかくと言われています。安価なシューツリーですがレッドシダーという木材で出来ていて防臭防カビ効果もあります。
そして。2、3週間に一度休みの日にガッツリと靴磨きをします。
馬毛ブラシで軽く埃を落として、クリームを使い汚れを落としていくのですが、この時使用するのが白のフランネル生地。
ちなみにフランネル生地は千里中央オトカリテにある手芸屋さん『ユザワヤ』で75cm×1mを700円程で購入し、靴磨きがしやすいよう自分でピンキングバサミで帯状にカットします。相当磨ける本数が作れますよ(笑)。
これを作業しやすいように指にくぐりつけて、クリームを少量着けて靴全体の汚れを拭き取ります。
そして黒の乳化カラーをアプローチブラシに少量移して全体に少しずつ載せていきます。そして豚毛ブラシでザザザザッザザザザッと磨き馴染ませていきます。この時の音がなんとも心地良い。
最後にクロスで艶出しをします。
磨き終えて綺麗になった靴を前にひとりニンマリ。
では、ここからが本題。
メガネ屋ですからメガネのお手入れについて綴っていきたいと思います。
メガネを使用した一日の最後。
まず水洗いをします。表面に付着した汗や皮脂、油分を落とすのが目的です。
出来ればこの時中性洗剤を使うとベストです。
中性洗剤を指に一滴つけて手のひらで泡立てて、その泡でくるんでフレームもレンズもメガネをまるごと洗ってしまいます。
そしてザーッと流水でよく濯ぎます。
この時あまり中性洗剤を使い過ぎると濯ぎに時間がかかるのでお気をつけくださいね。
そして洗い流した後は、ティッシュやタオルで水分を取ります。特に鼻パット周り、蝶番のネジ周りなどに水分が残りやすいので、少しの間ティッシュやタオルをじっと押し当てて毛細管現象を利用して吸い取ります。とにかくメガネに水分を残さないようにします。
そしてメガネ専用のクロスで優しく仕上げます。
お家で出来るお手入れ方法としては基本これで問題ありません。パーフェクト。
そしてここからはお願いです^_^
出来れば時々お店までご愛用のメガネをお持ちいただきたいのです。それには理由があります。
フレームとレンズの隙間の汚れなどはご自身ではお手入れが難しいので、超音波洗浄器でジジジッーと綺麗にするため。場合によってはオーバーホールもさせていただきます。
そしてもうひとつこれが重要。
フレームの歪みなどがないか…キチンとした状態で掛けていただけてるか…掛け具合(フィッティング)を確認させていただきたいのです。必要であれば調整をして最適な状態に。
日頃の掛け外しで少しずつカタチが変わってきます。フレームの歪みなどはやはりご自身ではなかなか気付けませんしね。
1番の理由はお客様にお会いしたいからなのはここだけの話で…(笑)。
やはり靴でもメガネでも良いモノは長く使いたい。そのためには普段からのちょっとしたルーティンの積み重ねがとても大切で、数年後に大きな差となって表れてきますよ。
それよりも何より、手を掛ければ掛けるほど愛着がわくってなもんです。それは靴でもメガネでも同じ。画像は愛しき我が相棒…アンバレンタインBLANCA。
《ウエノ》
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