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タイトル保持者から挑戦者へ

2021年07月25日

南千里店

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お互い1勝を挙げて迎えた王位戦第3局の対局場は神戸市・有馬温泉の老舗旅館「中の坊瑞苑」
1980年代から毎年タイトル戦の舞台として利用されています。

昨年も木村王位と藤井棋聖の王位戦の第3局が行われたことは記憶に新しく、藤井棋聖が木村王位に3連勝を決めて王位に王手を掛けた場所でもあります。

さて、今年も藤井王位の先手番となった第3局はどのような戦型を用いて豊島竜王を迎え撃つのか・・・。

本局は角換わり相腰掛け銀となりました。現代将棋の定番と呼ばれる戦型で、どちらも事前に深く研究していると思われます。
藤井王位は以前は角換わりの戦型を得意としていて採用していましたが最近はあまり指されなくなっていたのでこれはもうかなりの研究をしてきたなという感じがします。

午前中の序盤は研究範囲内と言わんばかりのハイペースで駒組みが進んでいきます。
昼食休憩前の55手目辺りはやや藤井王位が指しやすい展開かなと思っていたのですが、午後からは一転してお互い時間をたっぷり使った慎重な駒組みに変わりますが・・・やはり、というか本局も豊島竜王のペースで進んでいきます。

二日目に入り、早々に豊島竜王が有利に差を広げたかに思われた豊島竜王の70手目、△5八銀打 ▲4八飛 △4五銀 ▲6三銀打 △4七歩成 ▲6二銀 △4八と・・・と激しい攻めを選べば後手の優勢は保てていたのですが、1時間以上の長考の末、選んだ手は3三桂。

まずここでお互いの形勢はほぼ互角になります。そして次の手番では3三桂と跳ねたからには4五の桂を取りに行く手を選ばざるを得ないのですが、攻めのターンが藤井王位に回ってきたことで形勢が先手に動き、そのまま藤井王位の優勢で進んでいき117手で藤井王位の連勝となりました。


3三桂から4五桂のたった2手の盤上の桂が直接的な敗因となったことに局後に本人もいちばん粘れない順を選んでしまったと零していました。

まあ、傍観者は冷静に盤面を見ることができますが、対局者目線となるといけるかいけないかの判断を非常に繊細なレベルで決定しないといけないので指し手の決断はとても難しいんだと思います。

そして本日25日は叡王戦5番勝負の第1局目がおこなわれます!。
今度は豊島叡王に挑戦者として立ち向かう藤井王位。
二人の熱い夏はまだまだこれからです!

《タカダ》

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