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威風堂々

2020年06月29日

南千里店

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28日は将棋のタイトル戦である棋聖戦の第2戦が行われました。

棋聖位である渡辺三冠に挑戦する藤井聡太七段の初戦は、終盤の渡辺棋聖の不詰の王手の連続を躱しきって藤井七段が見事勝利しました。

本戦は先手番が渡辺棋聖なので、序盤どのような展開に誘導するのかそれをどのように受けるのかが注目されました。


藤井七段は初戦はスーツでの対局でしたが本局は和服姿での対局です。
紺の和服がめちゃめちゃ似合っており、腕を組んで盤上を見つめる姿は風格すら感じます。

初戦と同じく矢倉の戦いに。


42手目、藤井七段が守りの要である金を△5四金と上がった手が渡辺棋聖の読みの外にあった新手で、ここから形勢が少しずつ藤井七段に傾きます。
この金の上がりは普通なら師匠に怒鳴られるぐらいの悪い手なんですが・・・(現に師匠の杉本八段は局後に「ひどい将棋だなと一瞬思ってしまうぐらい。10年前の藤井だったら多分注意したと思う。『やっちゃだめだよ(田舎に帰れ)』と。でも、いまだったら良い作戦だね」とおっしゃっておりました。)

そしてまた伝説となるかもしれない藤井七段の58手目の3一銀が今回の一番の驚きの1手でしょう。



最強将棋ソフト(水匠)の開発者が驚きの感想を述べております。
『将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。
7七同飛成(竜王戦ランキング戦5組決勝での着手)が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフト側からすれば,今回の3一銀発見の難易度はそれ以上ですね!』

自分も観戦していたのですが、3一銀は受けの手なので藤井七段は自陣がやや苦しいと見ての手なのかなと思った程度で、しかしそれは素人の及ばない人知を超えた1手なのでした。


渡辺棋聖曰く、『感想戦では△3一銀の場面は控室でも先手の代案無しということでしたし、控室でも同じように意表を突かれたと聞いて、そりゃそうだよなと納得したんですが、いつ不利になったのか分からないまま、気が付いたら敗勢、という将棋でした。』とあるように渡辺棋聖に悪手らしい悪手は無く、本当に気がついたら形勢は後手に。そして渡辺棋聖は一度も藤井玉に王手を掛けることが出来ずに投了となりました。

感想戦でも要所の読み筋を渡辺棋聖が藤井七段に指導してもらっているような、そんな印象すら受ける二人の姿でした。



これで藤井七段は棋聖タイトル戦を連勝。5番勝負をストレートで勝ちきって初タイトルなるか、渡辺棋聖が最強の意地を見せて次戦に勝利するか。

個人的には渡辺棋聖に頑張ってもらって1局でも多く、二人の高度な将棋を見たいと思うのは我儘でしょうか・・・^^;

《タカダ》

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