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鳥取・智頭宿 №2

2019年08月30日

南千里店


先週の鳥取行きの続きを書かせていただきます。


智頭宿(ちずじゅく)をもう少しブラブラしておりますと・・・

面白い建物を発見!!

なんだろう?と、近づいてみると消防署?の建物みたい。




『 智頭消防団本町分団屯所 』というのが正式名称のようです。

街道に面した場所に「火の見櫓」が屋根の上に・・・

智頭町の消防屯所として、昭和16年に建てられたようです。

ご覧のように建物の正面に櫓に上る梯子段が有り、木造作りです。


 

もう一つ、正面梯子の壁面にはこんなものが・・・




「消防信号」で、水災・火災時に鐘をついて知らせる信号の種類を明記

いざという時、地域住民はこの打鐘の種類で判断してたんですねぇ~~



それにしても昔は周りに高い建物がなかったのでご覧の高さで

”火の見櫓”としての機能を果たせたんですかねぇ~~



さらに散策は続きます・・・

オャッ? こんな所にひっそりと素敵な建物が・・・何だろう??

時代を感じさせるが、凄くおしゃれな建物です!!





「西河克己・映画記念館」と書いてあります。




まず、この記念館の建物自体は、

先週ご紹介させていただきました『石谷家』が塩屋と名乗られていましたが

旧塩屋出店の洋館として昭和5年頃裏庭に建てられたもので、

その後地域の子供たちの文化育成のために教会として利用されていたそうです。


2階建て、切妻造り、一部庇がつき、波型の浅瓦葺、下板見張りで、

窓の額縁を柱型として表すスティックスタイル風にしてあるそうです。

昭和初期の智頭宿の繁栄を感じさせる建物です!!



・・・非常に物知りのように書き並べましたが、地元ボランティヤの方が

観光客の方にご説明しているのを隣でご一緒に拝聴したから・・・(笑)


なかなか素敵な建物でしょう!!  

大正ロマンを感じさせる建築物で雰囲気あるわぁ~~





中に入ると「昭和の匂いがプンプン」・・・

60才以上の方々の”懐かしい青春時代”が蘇って来ます。

私の生きてきた時代そのもの、「日活映画」の世界です。

現代に生きる若者たちには、何の事か理解できないでしょうが、

お父様お母様にお聞き下さい・・・(笑)





「吉永小百合」・「舟木一夫」・「高橋英樹」・「山内賢」

「和泉雅子」そして「山口百恵」・「三浦友和」などなど・・・





西河克己監督は鳥取県・智頭町出身の映画監督で

監督から映画資料を寄贈いただいたのを機に

映画記念館として整備し、平成13年に開館したそうです。




西河監督の数多くの作品のうち

『絶唱』(昭和41年・日活)(舟木一夫・和泉雅子 主演)は

出身地の智頭町でロケが行われ話題となったそうです。



「青い山脈」・「伊豆の踊り子」・「潮騒」などのポスター・

台本・スチール写真や多くの俳優や映画人からの手紙などを展示。

大きな映写機(だと思われます)も展示されています。





私には高校時代の青春真っ只中・・・

友人たちと映画館に足を運んで、ワイワイ・ガヤガヤ

楽しんだ映画も有り、懐かしさでいっぱいになり、

・・・瞬時にその時代へワープ・・・

友人たちの懐かしい顔や姿、その時に喋った言葉まで思い出す!!



映画や歌(昭和時代は青春歌謡と呼ばれていたっけ・・・)は、

凄い力を持っていますね!!

一人ひとりの心の奥底に持ってる”甘酸っぱい”思い出を

蘇らせるという魔力・・・


鳥取県の智頭町でこんな思いが出来るなんて・・・

思っても見なかったことが実現しちゃいました。

これだから”旅”は《たまりませんわ~~》



旅の最終目的地「砂の美術館」のお話は次週に・・・



          《タケナカ》

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