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インディビジュアルレンズ。

2019年02月02日

千里中央店

こんにちは。



みなさん「インディビジュアルレンズ」ってお聞きになられた事はありますか?

最近、各レンズメーカーさんの累進屈折力レンズ(遠近両用や中近両用など)や単焦点レンズ(遠用や近用)の上位グレードにラインナップされているレンズなんですけど…

individual
インディビジュアル
直訳すると…


個々(ここ)


ワタシは誰、個々はドコ…違うか(笑)


要は個別設計
オーダーメイドのレンズという事です。

その人に合わせて仕立てる感覚。


スーツで例えるとわかりすい。



その人の胸囲や腹囲、肩幅や手や足の長さなどキチンと採寸して、その方の身体的特徴に合わせてピタッとフィットした最高のシルエット最高の着心地の一着を仕立てていく。


そんなスーツ着たことないですけど…(笑)




そもそもメガネはその方に必要なレンズの度数を決めたり、お顔に合わせてフィッティングしたりする時点で個々に合わせる(仕立てる)感覚が強い商品だと思います。

でも、ここでいう「仕立てるメガネレンズ」はそれとは違います。

人の顔の形というのはひとりひとり全く違います。それぞれに個性があります。この場合容姿ではなく単純に顔のパーツの位置関係を意味します。
それは、お顔の大きさであったり、顔幅であったり、目幅であったり、左右でお顔の張りも違えば、耳の高さも違います。耳の高さも高い低いがあります。




例えば複数の方が同じフレームを掛けた時に、掛ける人によって装用状態が変わるのは想像していただけるかと思います。

もちろん【最適な装用状態】となるように掛ける人に合わせてフィッティングする事は大前提なのですが、デザイン(構造)又お顔の形状によっては、【最適な装用状態】に寄せきれない場合もあります。


さっきから装用状態、装用状態って繰り返してますけど、じゃあ装用状態が違って何が問題かと言うと…


装用状態によっては測定した度数にパワーエラーが生じることがある。

レンズがお顔に対してどういう位置関係で収まるかによって、せっかく計測した度数に誤差が生じてしまう。

誤差は度数が強いほど、また累進屈折力レンズほど生じやすい。




随分と前置きが長くなりましたが、ここでインディビジュアルレンズの出番という訳です( ̄+ー ̄)





◎上から見て左右のレンズが織りなす角度(そり角)

◎横から見た時に顔に掛かる角度(前傾角)

◎目からレンズまでの距離(頂間距離)



装用状態によって上記の3つが変わります。

フレームによって又個々によって異なるこの3つのデータ(角度・距離)を計測して、レンズ作成時に反映させる事で、それらによって生じる誤差(エラー)を補正して、レンズの持つポテンシャルを最大限に引き出し、その結果とても見やすく違和感の少ない最高のレンズとなります。


それがインディビジュアルレンズ。


当然ながら注文を受けてレンズメーカーさんが一枚一枚個別設計にて誂えますので、量販店などで安く販売されてるレンズとは一線を画します。


そしてメガネのセンリで【装用状態】を測定するのが、バリラックス社のフランス製計測器『ビジオフィス2』。

大きな鏡のようなコチラを使って、正確にスピーディに採寸させていただきます。




あなたもインディビジュアルレンズで最高のメガネを仕立ててみませんか。



《ウエノ》

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