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『黒潮大蛇行』

2018年04月24日

千里中央店

毎年この時期に楽しみにしている和歌山へのチヌ釣り。

先日さんざんだった釣行も原因はこれが影響かも?


『黒潮大蛇行』

本来なら日本列島に沿うように流れるのですがご覧の様に四国沖から紀伊半島や東海地方の沖で大蛇行しています。



この時季やったら右の様に海水の色が青くなっているのですが、先日の時は左の様に薄く明らかに釣れなさそうでした(笑)



趣味の漁ですから釣れなくても笑って済ませますが~(笑)


本当の漁師さんは大変だと思います。

前回の黒潮大蛇行では漁業は大打撃

黒潮大蛇行で起きると、黒潮に乗って日本近海にやってくるいわしやかつおなど、大型の回遊魚が沿岸から遠く離れてしまうため、例年の漁場ではとれなくなりますし、遠くなった漁場に向かうには時間と漁船の燃料がかかります。

平成16年(2004年)の黒潮大蛇行では、三重県のいわし漁獲量が759トンと、前年の9885トンから激減しています。また、和歌山県のかつお漁獲量が562トンと、前年の1263トンから激減しています。

黒潮の大蛇行が起きると、黒潮本体は本州から離れるのですが、黒潮の一部が分離して、関東から東海の沿岸を東から西へ流れ込むようになります。黒潮は透明度が高いということは栄養分が少ない海(プランクトンが少ない海)です。このため沿岸の小魚が住みにくくなります。このため、平成16年(2004年)の静岡県のしらす漁獲量が2400トンと、前年の7000トンから激減しています。

黒潮大蛇行がおきると、ほとんどの漁業は大打撃となり、一年以上にわたり、魚の価格上昇が家計を襲います。


それともう一つ 気象への影響も

大蛇行で関東から東海地方の潮位も上がる

黒潮の大蛇行が起き、黒潮の一部が分離して、関東から東海の沿岸を東から西へ流れ込むようになると、沿岸の潮位が10~20センチ上昇し、低地は浸水の可能性が高まります。

そして、台風が接近し、高潮が発生するときには、黒潮大蛇行で生じた潮位上昇が上乗せになりますので、非常に危険となります。

黒潮大蛇行は海の異変だけでなく、気象にも影響をあたえますので、その動向には注意が 必要です。
 
黒潮大蛇行よ~ 早くおさまってくれ~(笑)(笑)


                    【ハマチャン】

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