みぞれ
重松清
息をするように 『 お話 』を書きたい。
作者の、あとがきの冒頭に書かれてました
拝啓ノストダムス様
正義感モバイル
砲丸ママ
電光セッカチ
遅霜おりた朝
石の女
メグちゃん危機一髪
へなちょこ立志篇
望郷波止場
ひとしずく
みぞれ
以上の短編集でした。
どのお話も、生きてきた時代が近いせいか自分に重なる部分があり
特に、【 みぞれ 】は自分の親父のことを想いだして、
身体が大きくて酒が好きで怖い存在でした。
だけど、歳とともに身体が小さくなり迫力が無くなり
息をするように、淡々と語られる文章に作者のあたたかさが感じられました。
《フジイ》
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