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本のお話

2018年02月04日

南千里店

田園発 港行き自転車

宮本輝




今年初の読書でした
上下巻で七百ページ以上でしたが正月三日で読んでしまいました。

読み始めからすぐに引き込まれました、宮本輝さんの作品はどれもハズレがなく
大変面白く、作中での人物の生き方やお話しが胸にグッとくる場面が多くあり
もう一度読みなをし、噛みしめる言葉がたくさん出てきます。

今回は、物語の本流を避けて支流でのお話を書いてみました。

脇田千春の送別会から物語が始まります
東京から夜行バスで、富山の入善町へ帰って行く脇田千春の
田舎暮らし9ヶ月のお話です。

送別会後の二次会をやめその費用で、本人の希望で【 二人漕ぎ自転車 】を
送って頂くことで、また自転車絡みでいろんな人と繋がって行き
自分に合った仕事を見つけ出して成長してゆく、そんなお話です。

富山の風景が浮かび、自転車で走ってみたくなるお話しで
実に爽やかな感じのする作品でした。

《フジイ》

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