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本のお話

2018年02月18日

南千里店


みぞれ
重松清

息をするように 『 お話 』を書きたい。

作者の、あとがきの冒頭に書かれてました

拝啓ノストダムス様
正義感モバイル
砲丸ママ
電光セッカチ
遅霜おりた朝
石の女
メグちゃん危機一髪
へなちょこ立志篇
望郷波止場
ひとしずく
みぞれ

以上の短編集でした。

どのお話も、生きてきた時代が近いせいか自分に重なる部分があり
特に、【 みぞれ 】は自分の親父のことを想いだして、

身体が大きくて酒が好きで怖い存在でした。

だけど、歳とともに身体が小さくなり迫力が無くなり

息をするように、淡々と語られる文章に作者のあたたかさが感じられました。

《フジイ》

もっと眼鏡を感じたい~鯖江2日目。

2018年02月17日

千里中央店

こんにちは。




工場見学2日目は昨日のタカダからバトンを受け継ぎまして、ウエノがご案内させていただきます。



とその前に…


1日目、三光光学さん、浜本テクニカルさんの工場見学を終えた僕達は今回の宿へと向かいチェックイン。







そして、お腹の空いた一同は足元を雪仕様にチェンジして(長靴に履き替えて…笑)徒歩で、食事処『ぬの屋』さんへと向かいました。





誰ひとり滑ることなく無事到着。


この天候で、他のお客様は早くからキャンセルされていだそうで、この日の客は僕達だけ…恐縮です(笑)。


社長のありがたい挨拶のあと(笑)、タカダさんの乾杯の音頭で、さぁ、宴の始まりです。





ともに頑張る仲間と食べる美味しい食事美味しいお酒は格別でした。




ここから2日目。


この日は前日と違いあいにくの曇り空。





午前中お世話になったのは、メガネに関するあらゆる修理に応えてくださる心強いパートナー『リペア』さんです。





修理専門で今年で21年目、小売店・問屋・商社・メーカーの修理を合わせると年間約15万本にもなるそうです。


ここ3,4年の傾向としてセル(プラスチック)フレームの修理、ネジ抜き、量販店からの「型直し」が増えてるとのこと…簡単な「型直し」までも修理屋さんに出すことに驚きましたが、量販店の現状を考えると仕方がないのでしょうか。


メガネはアフターケアがとても大切です。
壊れてしまい修理が必要なら仕方ないですが、ちょっとした調整でその都度メガネを何日も預けないといけないのはお客様にとって不自由でしょうし、お店(会社)の対応としては少し怠慢なように思いました。



ここからは工場内を見学。


まず到着した修理品はここで荷受され、トレイにうつされます。





そして修理内容を確認してパソコンに入力、そして修理金額・納期などをお客様に連絡、お客様からゴーサイン(進行)の指示が出た修理品を各部署に指示書を付けて回します。(絵も上手くてわかりやすい)











修理で一番多いのが溶接、その溶接は2種類、レーザー溶接とロー付けです。


最初にレーザー溶接を体験させていただきました。



アマ(僕)


プロ。



次にロー付けの様子を見せていただきました。







たくさんあるパーツの中から最適な物を選び、手際良く溶接していかれます。



最近はセルフレームの修理も増えています。蝶番のコマ修理などはそのままだと修理不可なので、セルの一部を削りメタル部分を起こして溶接したあと、元に戻し削り取ったセルのスペースを似た色のセル生地を専用の接着剤で貼り付けて、万力で圧着するそうです。







七宝を付ける作業です。








途中、気づいたことがあります。


それはここで働くみなさんは自分の仕事に誇りを持っておられるということ。
工夫を重ね周囲と協力をして楽しそうに仕事をしておられます。







作業を覗き込む僕達に誰一人嫌そうな顔をされません。
それどころかみなさん見学者の僕達にとても気持ちよく挨拶してくださいます。
そして手を止めて説明してくださいます。
年齢も性別も表現もそれぞれ違うけど、みんながみんなそういう姿勢であることにとても感動しました。





リペアさんを後にした僕達は昼食へと向かいます。





訪れたのは『二男坊』というお蕎麦やさん。





僕は天おろしそばを注文。





蕎麦もおろし大根も天ぷらも全てが美味い…最高です^_^。






昼食後に訪れたのは当店でも老若男女を問わず人気のセルロイド製フレーム『歩』を手掛ける『マコト眼鏡』さん。


増永社長と奥様にあたたかく迎えていただき応接室へ。





そこで福井で発祥し鯖江で発展した眼鏡産業の生い立ちをお話しくださいました。


そしてセルロイドとアセテート、インジェクションなどプラスチック素材の違いをご説明くださいました。


最近の巷のアセテートはつなぎ(可塑剤)の量が通常より多く、柔らかいフレームが増えてるらしい。(主に安価なものを中心に)


その理由はフレーム製造段階での加工性をよくすること、また切削する際のジグ(刃物)の持ちを良くするために。
ただデメリットとして製品になった後で枠が変形しやすいのだそうだ。
メガネを掛ける人のことを考えてない…
自分の都合が先にたって、そこに大切に長く使っていただきたいというも思いなどない…そう考えると悲しい話しです。




そして社内を見せていただくことに。














増永社長の案内の元、たくさんの人々の手によるたくさんの工程を見せていただいきました。





さらに『歩』に対する愛情が深まりました。




そして応接室に戻ります。


ここで増永社長が印象的な話しを2つしてくださいました。


ひとつは「工場でたくさんのメガネを作っているが、お客様が手にするメガネはその中のたったひとつ…だからどの作業、どの1枚も力は抜けないんだ」と。


ホントその通り、これはどんな仕事にも言えることだと思う。
それは僕等の仕事でも同じだ。
ひとりひとりのお客様にいつも真っさらな気持ちで向き合わないといけない。
その事を再確認させていただきました。


あとひとつは。


『三方よし』売り手よし、買い手よし、世間よし、という言葉がありますが、もうひとつ加えて『四方よし』だと…


さらにもうひとつは何かというと…
家族や職場の仲間、つまり自分を支えてくれている人の存在。


近くなればなるほど、その存在は普段意識しなくなりがちだけど、そこに対する感謝を忘れないようにしないといけないな…そう思いました。
難しいことではあるけれど。



帰り際に、店頭で欠品していた昨年秋発売の『歩』046、047を注文して、マコト眼鏡さんを後にしました。







この2日間を通して、実際の製造工程を見ることで、ひとつひとつの工程にたくさんの人の思いや創意工夫が詰まってるんだとリアルに感じる事が出来ました。
同時にメガネというモノに対する愛情がより大きくなったように思っています。


メーカーの方々がフレームに込めた気持ちをしっかりと受け継いで、最後に完成品のメガネとしてお客様にお渡しする僕達の責任はとてつもなく大きいなと感じました。


もっともっと頑張らなきゃ。


この度はご協力いただいた全てのみなさま本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。








《ウエノ》






鯖江・眼鏡関連工場見学~1日目

2018年02月16日

南千里店

14、15日と南千里・千里中央両店お休みを頂いて社員全員でメガネの聖地福井・鯖江の眼鏡関連工場見学へ行って来ました!

連日ニュースで報道しておりました通り、福井は1月末より断続的に大雪が降り積もり、56豪雪以来37年ぶりの豪雪に見舞われて交通機関が麻痺してしまっており、現地の方々心配は勿論のこと、我々も果たして行けるのかどうか出発前日まで思案しておりましたが、ここへ来て天の恵みなのか日頃の行いの賜物なのか、当日は大阪もそして福井も何週間かぶりの好天に恵まれ無事出発することが出来ました。


高速道路は渋滞も無く至って順調で、彦根を過ぎ米原を越えた辺りでも周辺に雪はまだ見えず、遠くに見える白化粧された伊吹山が綺麗で意外と現地も雪溶けてるんじゃね?と軽く考えておりましたが・・・。


北陸自動車道の入った辺りから徐々に雪が見え始め・・・

賤ヶ岳SAに着く頃にはすっかり銀世界。南條SAではごらんの感じでした。


そして、鯖江市に入ると歩道が見えない程のうず高く積まれた雪の山が・・・。


そんな中めがねミュージアムに到着。


入り口には、福井県のメガネ産業の礎となった増永五左ェ門さんの銅像が・・・。





めがねミュージアムは100年以上のメガネの伝統の技とメガネの歴史を知ることが出来る、謂わば鯖江の玄関口のような感じで、ここでメガネねの歴史的変遷を勉強することが出来ます。

そして併設するメガネショップで鯖江の最新のメガネを手にすることができます。
皆様も鯖江に行かれることがあれば寄ってみてメガネの歴史と最新の技術に触れてみて下さい。

さて、次は今回の見学行程のメインである工場見学にまいります。1日目は三工光学さんと浜本テクニカルさんです。


三工光学さんは自社ブランドであるDUN(ドゥアン)を筆頭にスレンDやmonblue、そしてOEMも手がけている鯖江の大手フレーム生産工場の一つであります。


このようなオリジナルの工作機械が所狭しと並んでおります。


ロー付けの機械です。少しでもずれると左右のバランスが変わります。作業される方の細かな感覚が要求されます。


こちらは、ロー付けが終わったはみ出したローを段差なく綺麗に削り取っています。こちらも微妙な手の感覚で仕事をされております。


チタンテンプルの丁番部分にワッシャーを入れる作業です。機械では再現できない人ならではの力加減が必要です。



チタンリムを形作る機械です。様々な太さのリム線が用意されております。


高品質の証である『Made in Japan』 をレーザー刻印しているところです。


こちらはOEMで製作されているテンプル部分です。沢山の飾り穴が空いております。何の商品でしょう・・・?


最終検品は肉眼で行うのですが、キズ等がある場所にマーキングをされているのですが、その箇所を実際に見てもキズがあるの?と思わず凝視してしまうほど微細なものでもこうやって厳しくチェックされています。
そして、そのキズなどはもう一度前の磨きの行程を経て再チェックされます。


正解はこちら。ショパールのテンプル飾り部分です。
こうやって製造工程から見るのは初めてなので新鮮です^^


とても丁寧にご説明いただき驚きと感謝の見学でありました。


そして、間を置かずに今度は浜本テクニカルさんへお邪魔いたします。


純チタン使った部品製造を福井で初めて手がけられ、マシニングセンタ加工ではCADやCAM駆使した大型プログラミング加工機械が並べられており、オートメーション化された製造法にとても驚きました。




金型を作ってチタンをプレスします。


一体成型のフロント部分などは600トン以上の圧力をかけるそうです。


チタンの枠型が紙のように抜けていきます。600トンの圧力は凄まじいものがあります。


設定さえ決まれば、加工はマシンで行うのですが、微妙な設定はやはり職人の経験がものをいいます。


上はチタン一体成型のフロントの複雑な丁番を切削。
下は真ん中の2本の渡りをカットすれば左右の丁番部分が出来上がります。


ドリルや刃も製作フレームに見合ったものが使われます。


1つの機械で何行程も経て徐々にフォルムが形成されていきます。

しかし、浜本テクニカルさんでも、メガネ製作の全行程の約半数は手作業となります。

最終的には熟練者の手で商品を組み立て、検品されます。
(画像は浜本テクニカルHPよりお借りしました)

どちらの会社様も一つ一つの行程を丁寧にご説明していただけて、メガネが一つ出来上がるまでに200以上の行程と職人さんの手が加わって初めて良いメガネが産まれる現場の空気に触れて良い経験が出来たのではないかと思います。

貴重な体験をさせていただき、社員一同この場を借りてお礼申し上げます。

こんなお土産を頂きました^^

眼鏡堅パン!
この堅パン、本来は下のような画像の形なのですが、今回頂いたのはバレンタイン限定Ver.のハート型です!

ありがとうございます!❤


続く~

《タカダ》

PyeongChangオリンピック

2018年02月13日

千里中央店

長~い禁釣の時を過ごしております(笑)




PyeongChangオリンピックが始まっています。



毎晩おそくまでテレビにかじりつきです(笑) 日本選手頑張ってはいるのですがなかなかメダルが取れてません。


昨日ついにメダル獲得でしたね~ 高梨沙良さん前回のオリンピックから四年やっと手に入れたメダル

プレッシャ~はかなりあったでしょうが見事でした。









欲を言ってはきりがないのですが金メダルは次回のオリンピックまで楽しみに置いといたらええと思います。



高木美帆さんも惜しかったですね~ あと少しの所で銀メダルでしたが立派です。







モーグルの原選手も攻めの滑りで銅メダル ナカナカやりよる。(笑)






メダリストの皆さんの笑顔最高で~す。

まだまだ競技が続きます、ガンバレ日本!!



休業のお知らせ

明日14日と15日福井へ研修の為臨時休業いたします。

御迷惑をおかけいたしますが宜しくお願い致します。





                   【ハマチャン】

眼の適応的進化

2018年02月12日

南千里店

先日、野生の動物の眼にスポットを当てた海外のドキュメンタリー番組を観ました。

動物によって瞳孔の形は様々で、自分の置かれた環境によってそれぞれ進化していったのだと。

適応的進化と呼ばれるものだそうで、自然環境が要因である場合や、生態系の影響による遺伝的進化が要因であったり様々ですが、瞳孔の形は特に生態系による遺伝的進化による変化で、肉食動物は眼が顔の前方についているので普段は円形瞳孔なのですが、獲物を捕らえるために長円瞳孔という機能を働かせます。



これは獲物までの距離を立体的に測るのに有利に働く眼で、対して草食動物やクジラやカバは横長の瞳孔を持ちます。


横長の瞳孔を持つことによって周囲の明るさを抑え水平に広い視野を確保し、常に周囲を警戒出来る為の進化だということです。

『馬の死角はたてがみの幅のみ』と言われるくらい広い視野を持っていますから、広い草原での有視界確保は人間の持つ視野の比ではありません。


魚類は球形の瞳をしていますが、人間とは違い角膜は結像に関与せず、変形しない球形の水晶体を有し、直接水晶体を動かして大まかな遠近感を得ています。カメラで魚眼レンズと呼ばれる超広角レンズは、魚の眼のようにレンズ面が突出しているのが似ているのでそう言われております。魚も広い視野を持つかわりに解像度があまり良くないようで、人間の視力で言う0.5前後と言われております。

以前、ブログでお話しました眼の進化では、光の感知だけに留まらない視覚化された眼の大進化後に自然環境や生態系によって更に細分化していった構造に、生命の神秘を感じずにはいられません。

《タカダ》

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