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捨て猫のお話し

2016年07月24日

南千里店

昭和30年後半のことです

猫が好きで、最初に飼ってた猫が雌で、よく子供を産んでいました。
押入れの隅で産んだチビを見たくて、よく覗いてました
気になってつい見てしまいます、親がいない時は、チビ達を触り遊びました

ところが、何日か過ぎた頃突然押入れからいなくなりました
両親に聞くと、人間が触りすぎて食べられたのだと、『 まさか 』

結局、私達が触り過ぎたので警戒し引越しをいていたのでした。

チビ達も、少し大きくなったところで、近所の方々に飼っていただきました。

その親猫も年とともに弱り、ある日突然いなくなりました。

半年位、猫のいない生活でしたが、ある日釣りの下見帰りに
自転車で走ってると、道端の草やぶから、何か聞こえた気がしたので
引き返し、聞き耳を立てると小さな声で、『 ニャ 』と、聞こえました
近づくと、ぴたっと止み相当警戒してるようでした
このままだと死んでしまう、呼びかけて出てきたら飼ってやろうと決めて
必死に呼びかけると出て来ました、前の猫によく似たやつでした

かわいいチビで、ランニングシャツの下に入れて連れて帰りました
親にはもちろん反対されましたが、自分で面倒をみるからと
強引に飼い始めました。

学校から帰ると、『 たま 』が飛んできて足下に顔をこすり、身体をこすり
出迎えてくれます、昼寝をするとお腹のうえで丸くなって寝ます
私がいない時は、私の学帽の上に丸まって寝たりします
翌日、私の学帽は白くなり、みんなから『 じい 』と呼ばれてました。

今度の『 たま 』は雄で子供の心配はないけど、喧嘩が多く
夜はたいがい私の布団に入って、股の間に丸くなって寝てます
ある日、よその猫と大ゲンカ、枕元で『 たま 』がかみつかれ
血を流してました、寝たままの状態で右手でシバイタのですが
ダメージなく、逆に右腕を噛まれ身体を左右にゆすりダメージをうけ
一気に目が覚めました。

やがてこの『 たま 』も姿を消し去りました。

《フジイ》

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