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声に出して読みたい日本語

2016年05月09日

南千里店

古来、日本人は言葉に宿ると信じられている霊的な力を『言霊(ことだま)』と言って、発せられる言葉に何らかの影響を与えると信じられてきました。

現に昔から口伝によって親から子へ、そしてその子からその子供へ・・・と様々な形として言葉は伝わっていきます。
身近なものでは、迷信として『夜に爪を切ると親の死に目に合えない』とか、『暗いところで本を読むと目が悪くなる』『敷居を踏むと出世しない』といった類の事を実際に祖父母に一度は聞かされた経験のある方は多いでしょう。そしてそれを貴方のお子様にも・・・。

上記は霊的ではないにしろ、口伝という形で聞き手に影響を与えているのです。その大半には科学的根拠など無いのかもしれません。しかし、礼儀や作法といった大人になって必要になったり、マナーについて覚えておかなければいけないことだったりがその言葉の中には存在するのですね。

言葉を発することで相手にも、そして自分自身にも意識無意識に関わらずその言葉は頭の片隅に残ります。

でも、どうせなら楽しい言葉や為になる言葉を発したいですよね。

自分は、特に入浴中に湯船に浸かっている時、ある本を持ち込んでそれを朗誦します。

ずばり『声に出して読みたい日本語』です。

この本を大きめのジップロックに入れて、湯船で声を出して読むのです。
風呂場での声は程よく響いて自分の声がとても良い声に聞こえます(笑)
流行りの歌の歌詞を歌うのも勿論良いでしょう。でも、先人の遺した名文や名言を黙読では無く音読することで、その言葉が耳を通して身体に染み込んでくる感じがとても心地良いのです。

この本には短長様々な日本語が掲載されています。
言葉のもつリズムやテンポを楽しんだり、文章が放つ情景の美しさを思い描いたりと自分に合った好きな言葉を選んでそれを暗誦出来るようになるまで声に出すのです。
別に次の日に忘れていたって構いません。
意味のある言葉を腹から発することで、前出のように心地良い気持ちになるのです。

自分のお気に入りは、『枕草子』『平家物語』『般若心経』です。

枕草子や平家物語などは学生時分に何度も触れた文章ですが、これを暗誦となるとなかなか難しい。
先ずは音読して言葉を耳に馴染ませるのが暗誦出来るコツだと思います。
般若心経などは一定のリズムで発する言葉が腹筋を程よく動かすので半身浴と相まってなかなか健康にも宜しいのでは?^^

今はスマホやタブレットなどで読むことに慣れて、なかなか一連の文や言葉を声に出す機会が無いと思います。
時には、一人ゆっくりと出来るバスルームで、日本語の素敵な名言や名文を声に出してみませんか?

《タカダ》

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