スタッフブログ

TOP > スタッフブログ

子供の頃のおはなし

2016年04月03日

南千里店

昭和30年台のおはなし



家の近くで、荷馬車を操り土や廃材などを運んでるのを、近所の子供数人で追いかけて、馬糞を踏むのが流行った。

最初は、乾いた馬糞を踏んでいたけど、もっと速くなるには、新しい馬糞がよく効くのでは (馬は速く走るので、馬糞を踏むと速く走れる…噂)と。

荷馬車を追いかけて行くと、時々荷台の車輪があなに落ちたり、坂道だったり様々な障害にぶつかる度に、人馬一体となり障害を乗り越える。
人が、馬が、懸命に一歩、また一歩と進む、これを子供達は見てました。

馬を操る人に少しずつ慣れてきて、時々荷台をみんなで押したりして手伝い、空荷の時に乗せてもらったり、馬糞を踏ませて貰って本気で、速く走る夢をみてました。

剛の者は、素足で踏んだりしてました。
とてもクサイ、おはなしです。

子供の頃は素直でした。

もちろんのこと速く走れることなく、


50年前の事なんですが、馬を操る背の低いオヤジの大きな声、
馬の必死な様 、迫力の光景で、脳裏に焼きついてます。

背の低いオヤジの手綱さばきは、正に職人技でした。

《フジイ》


カレンダー

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新記事

アーカイブ