スタッフブログ

TOP > スタッフブログ

富士山と銭湯

2015年10月16日

南千里店

自分が子供の頃、よく父に近所の銭湯へ連れて行ってもらいました。
徒歩5分の圏内に銭湯が3つも合ったのを良く覚えています。
現在のスーパー銭湯ではなく、住宅の一角にあるような古めかしい煙突のある銭湯です。
それぞれの銭湯の一番奥、メインの浴槽の上には大きな風景画が描かれておりました。


自分の覚えている限りでは、鶴が描かれていた所と、城(恐らく大阪城?)が描かれていたところがあったように思います。そして、富士山と海や湖。
そして、色々な広告が絵の下に添えられていました。
横5~6メートルはあろうかという浴室壁に鮮やかな色で描かれた壁画は、湯けむりの中にあってもとても色良く見えていたのを覚えております。

そんな『銭湯絵』を描く職人ですが、現在日本では3人しかおられないそうです。
そんな貴重な絵師の1人、丸山清人さんが齢80にして昔懐かしい銭湯絵の個展を開いたそうです。

「昔は銭湯の絵の下に広告があった。絵は広告主へのサービスだったんです」と話す丸山さんは、銭湯の広告を扱う広告会社の社員として、銭湯絵を描き始めた。
 1960年代の銭湯全盛期には銭湯から依頼が相次いだ。「銭湯には、母親が一人で入浴できるように乳幼児の世話をする女性が3人はいたな。男湯と女湯の間で『おーい、上がるぞ』『はーい』なんて声を掛け合ってね」と丸山さん。
 だが、家庭に風呂が普及すると、銭湯と広告は減少。45歳で独立し、銭湯から直接、絵の依頼を受けるようになった。仕事は銭湯が休みの日。男湯に3時間半、違う絵柄で女湯に3時間半、準備を含め1日で仕上げた。
 「青空と新緑のきれいな5月ごろの富士山と海や湖など約30パターンの絵柄が頭に入っている。チョークでおおまかに位置を決めたら、赤、黄、紺など5色のペンキを混ぜて色を作り描いていく。一番、難しいのは波打ち際だな」と丸山さん。
 来年1月には中野区の中野ブロードウェーの画廊で個展、2月には定員15人の銭湯絵の教室をビブリオで開く予定。丸山さんは「銭湯絵の依頼は減ったが、個展に出す作品を描くのに忙しいよ」と元気に話していた。


そんな丸山清人さんはとても素晴らしい絵を描かれております。


出典:丸山清人HP(http://japan-fujiyama.com)

富士山はとても絵画に映える絵なので、特に東京近辺の銭湯で人気の図柄だったそうです。
多い時には一日で2つも描き上げていたそうな・・・凄い!

これからもお元気で日本の良き銭湯絵を若い世代の人たちに継承していって欲しいと思います。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

吹田市在住の皆様、16日の本日がすいたんプレミアム商品券の事前申込み最終日です!
本日の消印有効なので、まだ間に合いますよ~
お得なクーポン券をこの機会に是非!


《タカダ》

カレンダー

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新記事

アーカイブ