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学ぶことは、考えることではない。

2015年09月12日

千里中央店

こんにちは。


昨日読んだ本にこんな事が書いてあった。

『学ぶことは、考えることではない』と。


学びというのは、情報を受け取ることである。
つまり何らかの知に触れて、そこから自分に必要なものを得る、という行為だ。
これは、ものを食べるのと同じであって、書物は食べ物であり、そこから得られる知識は栄養のようなものだ。

しかし、考えることは、そのような「得る」行為ではない。
むしろその逆で、自ら発する行為なのだ。
これは運動に似ている。
頭脳を使ってエネルギーを消費する。
だから考えるとお腹が減るし、また考えると知識が欲しくなる。

考えずに知識ばかりを吸収していると、知識の肥満になる。

頭脳が太り過ぎると、思ったように脳を働かすことが出来なくなって自由に考えられなくなる。
日々適度な頭脳の運動が必要だということ。

頭の老化についても、考えることが一番良いと思う。
周囲を見回してみると、考えている人は何歳になってもボケない。
多くの人はボケないようにと文化教室に通ったり、本を読んだり、という「学び」を始めるのだが、その学びの過程に、「思考」があるかないが重要だと思う。

老人ばかりではない、若者も子供も、学ぶことに気を取られていると、結局は頭の働きの一部を使っているだけになる。




【素直に生きる100の講義/森博嗣】より。


なるほど、そうだなー。
日々の仕事でもプライベートでも、何かを「知ろう」とばかりして、じっくり深く「考える」ってことをしなくなってしまってるかもな。

ルーティンで無意識に行動してしまってるし、答えを早く見つけないといけないような気になってしまってるんだな。

少しずつでも丁寧に深く考える時間を増やしていこう。
そして、それを習慣にしていこう。


明日、明後日と連休なので、そんな時間がたくさん持てますように。
←結局、他力本願で何も考えていない僕なのでした。(>_<)




《ウエノ》

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