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ルーヴル美術館展in京都市美術館 前編

2015年06月19日

南千里店

17日(水)に、京都市美術館で16日から開催された『ルーヴル美術館展〜日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』へ行ってまいりました。



本展の目玉作品は、やはり何といってもルーヴル美術館所蔵の2点のフェルメール作品の中の1点である初来日の《天文学者》でしょう。
《天文学者》はなかなかルーヴルが外に持ち出したがらない作品だったのですが、ようやくお目見えです。
ルーヴルの所蔵するもう1点は《レースを編む女》で、この作品は2009年に来日を果たしております。

そういえば当時、同じく京都市美術館で同じ6月に開催されたルーヴル美術館展へ出向いた時は、この《レースを編む女》の小ささに驚きを隠せませんでした。フェルメールの作品の中で最小だったと記憶しております。更に、このサイズの中にあって緻密で正確、そして抽象的で独特という相反する描写が一作品に内在することにも。
脱線しましたが、これからこの美術展が様々な媒体で紹介される時には、必ずと言っていいほどこの《天文学者》が目に映りますので、後ほどご紹介しますね。

フェルメールは勿論ですが、今回の主役は16世紀から19世紀半ばまでのヨーロッパの風俗画であり作品を通して当時の情景や身近な人々の生活、果ては貴族の男女の情事などを包括的に解釈された世界的にも稀有な美術展となっております。圧倒的所蔵枚数を誇るルーヴルだからこそ実現できる展覧会でしょう。


さて、京都美術館前で先ずは一枚。今回美術館の外壁には、フェルメールの《天文学者》、ムリーリョの《蚤をとる少年》、ティツィアーノの《鏡の前の女》が掲げられております。
2009年の時は外壁の一枠ごとにLOUVREの文字が並んでいました。



正面入り口。京都ならではの和風的外観ですね。


チケットを買っていざ入場!
展覧会会場入口には《天文学者》がお出迎え。もうすぐ本物をこの目で見られることに興奮気味の自分^^;


開催2日目で午後を少し過ぎた時間、人はまばらでした。
これからテレビや特番などで取り上げられ、夏休み期間に入れば人も増えてくるのでしょう。
順番待ちでイライラすることが無いのは精神衛生上とっても良いです。
やはり美術館賞は気持ちもおおらかにいきたいですから。

勿論、中は撮影NGですのでカメラはここまで。今回はより深く作品を堪能したいので音声ガイドを借りました。主要な作品に対しての背景や解説が聞けます。コナンVer.と安井邦彦さんVer.があり、自分は安井さんVer.を借りました。

内容は日常を描く、と題されているように展覧会を章立てた構成となっておりました。

プロローグT 「すでに、古代において・・・」風俗画の起源
プロローグU 絵画のジャンル
1章「労働と日々」―商人、働く人々、農民
2章 日常生活の寓意―風俗描写を超えて
3章 雅なる情景―日常生活における恋愛遊戯
4章 日常生活における自然―田園的・牧歌的風景と風俗的情景
5章 室内の女性―日常生活における女性
6章 アトリエの芸術家


プロローグTは古代の陶器に描かれた日常の一コマから風俗画の起源を読み解き、Uは絵画においてのヒエラルキーである歴史画を頂点としたジャンルの理論を紹介する内容でした。
では各章のメイン足りえると自分が思う作品をご紹介。

1章では商人ということで、マセイスの《両替商とその妻》。


2章では寓意ということで、ニコラ・レニエの《女占い師》。


3章では雅なる情景ということで、ゲインズバラの《庭園での会話》。


4章では自然ということで、ブリルの《鹿狩り》。


5章では女性ということで、ヤン・フェルコリエ1世の《授乳する女性》。


6章ではアトリエの芸術家ということで、コシュローの《コレージュ・デ・カトル・ナシオンにおけるダヴィッドのアトリエの情景》。


それぞれが、美術書で見るのと実物の筆のタッチと色使いを感じるのとでは段違いでした。
しかも、人が居ないのでかぶりつきでじっくりと鑑賞できたのがラッキーでした。
個々の作品に深くのめり込めるのが、作品の色を損ねない絶妙なライティングと演色性の高いLEDであったことも褒めないといけません。

そして、そして・・・待ちに待った作品とご対面〜

すいません。続きは明後日のブログで・・・よろしく!

《タカダ》

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