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脱臼。

2015年06月06日

千里中央店

こんにちは。

昨日の晩、今朝と寒かったですねー。
みなさんも体調管理はしっかりなさってくださいね。


さて。


先日75歳男性のお客さまとの視力検査の途中でこんなお話しが。

「2年くらい前に孫と遊んでいた時、屈んでる僕の左目に突然ボールが当たったんや。
すごい痛かったんやけどな。
その時は気付かなかったんやけど、夜になって布団に入ったらアレ?って…左目が何かおかしいって…
起き上がったら問題ないんやけど、寝て天井見たら何かプラプラ動いて見えんねん。
次の日、眼科に行って診てもらったら眼内レンズが外れてたんやて。」

「えーっ!そうなんですか?!」

「左目の白内障はその5年前にやってたんやけど、手術することになってな」

「それは大変でしたね。でも前回(再手術前)と度数はそんなには変わってないみたいですよ」

「そりゃあ先生に、今度は上手い事付けてや…
それから度数も変わらんように頼むで…メガネのレンズも高いんやからねって、よう言うといたからね(笑)」

そう言って笑っておられました。




眼内レンズ亜脱臼(あだっきゅう)

白内障手術時に挿入した眼内レンズが部分的には接着しているが、大部分が脱落した状態。
また眼内レンズが水晶体嚢内で、瞳孔の中心からずれた状態を眼内レンズ偏位と言います。



【原因】
⚪︎手術中の水晶体嚢の破損やチン氏帯断裂によるレンズの固定不良。
⚪︎水晶体を支えるチン氏帯が弱い
⚪︎外傷の既往
⚪︎硝子体手術の既往

手術中・手術後に問題がなかったにもかかわらず、嚢内に固定したままで眼内レンズが偏位・脱臼することも稀にあります。

治療方法は2つあります。
⚪︎眼内レンズを摘出して新たに眼内レンズを挿入し、縫着する。
⚪︎眼内レンズを摘出せず、そのまま眼内レンズを 縫着する。




眼球への強い打撲などによって、術後からしばらく経っていても起こりうる事なのでお気を付けくださいませ。



最後に。

この方はすごいですよ。
60歳から始められた趣味のハングライダーで、来月フランスの空を飛び回って来られるんですって…超お元気です^_^

僕、完全に負けてるじゃん…(>_<)





《ウエノ》

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