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日本サッカーの未来。

2014年06月10日

千里中央店

こんにちは。

テレビや新聞・雑誌あらゆるメディアでブラジルワールドカップ特集などが組まれ盛り上がりを見せてますね。

昨日の『プロフェッショナル』本田圭祐のロングインタビューも見ごたえあったんですけど、日曜日にNHKで放送されていた番組がとても面白かったのでご紹介したいなと。

『NHKスペシャル ミラクルボディーサッカー』

スペイン代表の強さに科学的に迫るとの事で、中心選手のインタビュー、脳の活動やパフォーマンスの解析をしていました。

スペイン代表と言えば、前回2010年南アフリカW杯優勝国であり、ヨーロッパNO.1を決めるEURO2008、2012と史上初2大会続けての優勝国。現在FIFAランキング1位。今大会も開催国ブラジルと共に優勝候補に挙げられている強豪。



スペイン代表の特徴は観るものを魅了する華麗なパスサッカー。サッカーを芸術の域にまで高めたとされるスペイン。しかし肉体的にみれば170cm前後の選手が多く、決して恵めれてるとは言えない。そんなチームの強さを生み出すのは正確で速いパス交換と煩雑はポジションチェンジによる連携プレー。細かいパスをテンポよく繋ぎ、相手のディフェンスの網をこじ開けてゴールを奪う。試合中のボール支配率、パスの数が多国を大きく上回っている。
そのプレースタイルは「ティキ・タカ」と呼ばれる。(チク・タクの擬音から)



その中心にいるのがこの2人。

まずはシャビ。



ボールを持った時に、次のプレーをどうするか?いろんな選択肢がある中で最善と思えるプレーを選択する。
その時一般のプロ選手は、脳の中で情報処理を得意とする前頭前野が活動している。
しかしシャビはそうじゃない。
将棋でいう棋譜のように、過去のいろんな情報の蓄積を元に、瞬時に最善と思えるプレーを無意識に直感で選択する。
一般のプロ選手があまり働かない脳の別の領域(大脳基底核)が活発化してるのだそうだ。
あと、とにかく試合中によく首を振る。
選手のポジショニングや状況を的確に捉えるためだという。
状況把握能力がズバ抜けている。

チームで回すパスの3本に1本はシャビを経由するという。まさに司令塔であり現在の「ティキ・タカ」には欠かせない存在だ。そんなシャビも34歳。自身もこれが最後のW杯と位置付けている。

そしてイニエスタ。



「サッカーは即興(アドリブ)だ」
そう言うイニエスタは相手が読みづらいパスやドリブルでディフェンスの裏をかく。とにかく他の選手に比べてプレーのアイディアが多彩で観てる者を魅了する。瞬間的想像力に長けている。

そんな二人は互いに同じイメージ・アイディアを共有している。

また多くの代表選手が同じリーガエスパニョーラのクラブチームであるバルセロナでプレーしてる事も大きいだろう。



ちなみに今大会スペインはグループB。
しかも初戦は何といきなりオランダと。
スペインvsオランダは前回の南アフリカ大会の決勝カード。それがいきなり観れるだなんてサッカーファンとしては嬉しい限りだけど。

今大会、日本代表とともにスペイン代表の華麗なるサッカーにもご注目下さい。

スペインのサッカーには日本が目指すサッカーの理想形・完成形があると思う。
小柄だし、技術もあり、それでいてよく走る。日本ととてもよく似ている。
ザックジャパンが目指す攻撃的なパスサッカー、これが今後の日本サッカーのスタイルとして定着していくんだろうなって。今大会がその試金石。確信に変える意味でも結果が欲しいところですね。



さあ!いよいよ開幕目前!!みんなで楽しみましょう!!


《ウエノ》

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