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眼内レンズ

2014年05月16日

南千里店

最近、訳あって離れて暮らしている両親と会う機会が多くなって、色々話す機会が増えまして父と食事に出かけた時にふと「ワシ、白内障って医者に言われてるんやけど手術したほうがいいんやろか?」と言われ、随分と無沙汰していた自分も悪いのですが、白内障というワードを親から聞かされると「ああ、歳をとったんやな~」となんか複雑な気持ちになりました。まあ、イコール自分も歳をとっているんですけどね。
そのことを口に出したら、父に「お前もな」と返されてお互い苦笑いでした。

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そんな白内障は今やポピュラーな手術になっており、その目的は濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを埋め込むことで、最近の手術は約3mmの創(きず)から超音波の力で水晶体を吸い出す(超音波水晶体摘出術)という方法が多く行われております。

(出典:eyeなび)

年間100万件に達する手術件数で、片眼手術時間も数十分で済み日帰りも可能ですので本格的な高齢化社会においてはこれからもっと年間施術件数は増えていくだろうと思われます。

そんな白内障手術のメインである眼内レンズですが、最近国内初となる白内障治療用乱視矯正機能付き多焦点眼内レンズ(遠近両用レンズ)が発売となったとのことで、角膜乱視を有する白内障の患者さんが多焦点眼内レンズを使用することにより、術後の日常生活の快適性が向上するそうです。


従来、乱視矯正機能を有する眼内レンズは、ピントの合う距離が近くもしくは遠くのいずれか一方に限られる単焦点レンズのみだったので、角膜乱視の患者さんは白内障の手術後にも眼鏡が必須となっている。しかし新商品では遠くと近くの2カ所にピントが合い、乱視の矯正機能も備えているため、術後の眼鏡使用度を軽減できるそうです。

乱視矯正用レンズは構造上、術後に目の中でレンズが回転してしまうと、本来の矯正効果が得られなくなるため、眼内で回転しないような高い安定性が求められるのですが、新製品は物理的安定性を追求したデザインと生体適合性の高いアクリル樹脂を採用することにより、術後6カ月を経過しても、回転が平均4度以下に抑えられることが臨床試験で実証されており、高い安定性が確保されているとのことで、メガネを普段かけ慣れていない方はとても効果的な眼内レンズではないでしょうか。

父に白内障手術をすすめてみようかしら?
メガネを掛けていない父は想像出来ないので、普通の眼内レンズでいいかなあ・・・なんて。

《タカダ》

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