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わたしのすてきなたびする目

2014年05月07日

メガネのセンリ

いつもメガネのセンリ・ブログをご覧いただきありがとうございます。

連休も終わり、今日から普通の生活です。
私も昨日はお休みをいただきましたが
世間様と同じように渋滞に巻き込まれていました。
もう連休はコリゴリです。

さて、知人より良い絵本が出たと知らせがきました。
今年の産経児童出版文化賞の翻訳作品賞だそうです。

わたしのすてきなたびする目



主人公のジェニー・スーの左目は、タイトルにあるように
「たびする目」。英表記で「travelin`eye」
わたしたちの社会では斜視と呼んでいます。

ともだちにからかわれたり、先生に窓の方ばかり見ないでと
注意されたりするけど自分の目が気に入っていました。
だって、わたしの目は「たびする目」。右目は案内役(数字や地図をよむ)、
左目は芸術家(いろをみたりぼうけんに出かける)。
右目と左目はすばらしいチーム。
でもある日眼科に連れていかれ、デイブ先生に右目をふさがれてしまいます。
左目だけでは、世界がぼやけて、とってもたよりなくて・・・
なにもかもがめちゃくちゃ。
その夜、泣きながらねむって夢を見て…(この夜の絵が美しいのです)
あくる朝ママに、つらい、もう学校にいきたくないって言いました。
ママはこう言いました。
「そうねえ。ジェニー・スー、こんなときこそ くふうよ、くふう!」

ママと「おしゃれアイパッチ」を作ってみたら学校のともだちにも大人気!
毎日、毎日、そんなふうに過ごしているうちに、だんだんまわりが
はっきり見えるようになってきました。
しばらくしてデイブ先生のところへいったとき、先生はチョウチョの
アイパッチをはずして両目で先生のゆびを見るようにいいました。
そしたら・・・両目で先生のゆびの動きをおいかけられた!

たびする目(斜視)だったために、なまけていた目(弱視)が
やる気をだして、左目が前よりつよくなったんだって。
「たびする目だって、ずっとやる気はあったんだけどな」って
ジェニー・スーは心のなかでつぶやくけど、とにかく片目生活はおしまい。
両目で気をつけて生活すればだいじょうぶってことになった。
大きくてぶあついめがねはかけなくちゃいけないけど、ママとわたしは、
もちろん学校のみんながうらやましがるようなおしゃれなめがねを作ったよ。

最後に記された、手書きの文。
「わたしのたびする目は、いまでもときどき、かってにたびをする。
でもそんなのあたりまえ。
じぶんだけのみかたで、せかいをみる。
それがげいじゅつかなんだから!」
ジェニー・スー、あなたってかっこいいよ!と声をかけたくなります。

人とちがう何かをもっている子どもたちに、勇気を与えてくれる一冊です。
小児のお客様に限らず近視や遠視、斜視といったネガティブな要素を
持った方は数多くいらっしゃいます。
その気持ちを少しでも前向きに変えられたら…
私たちメガネ屋も気を引き締めて接していこうと思います。

《なかお》

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