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昭和の懐かし鳥

2013年11月25日

南千里店

本日は朝から雨模様で、先日店頭ディスプレイにした晴雨グラスが、しっかりと機能しておりました。

管の上まで上昇中。気圧が低い。


で、本日はもう一つ同時に手に入れたディスプレイをご紹介します。

昭和の喫茶店には必ず置いてあった?懐かしの・・・

水飲み鳥です!
最近はこの鳥の存在をすっかり忘れていたのですが、NHKの朝ドラの「あまちゃん」で喫茶店『アイドル』のカウンターに置かれていたあの鳥です。
ネットではかなりの数が売れたみたいです・・・自分の例に漏れずGETです。

水飲み鳥は基本的には熱機関でして、温度差を利用して熱エネルギーを運動エネルギーに変換して仕事を行ないます。他の熱機関と同様に、水飲み鳥は熱力学的サイクルの繰り返しによって動きます。初期状態は鳥の頭が濡れた状態で直立して、これが軸における初期振幅になるんです。

サイクルは以下。

  1. 頭部から水が蒸発する(マクスウェル分布)
  2. 蒸発により頭部の温度が下がる(蒸発熱)
  3. 温度の低下により頭部のジクロロメタン蒸気が凝集する
  4. 温度の低下と凝集により頭部の気圧が下がる(理想気体の状態方程式)
  5. 頭部と胴体の気圧差により管内の液面が上昇する
  6. 液体が頭部に流れ込むことで重心が上がり、前方へ傾く
  7. 傾くことで管の下端が液面より上に出る
  8. 蒸気の気泡が管を通って上昇し、液体は下降する
  9. 液体が胴体に流れ、頭部と胴体の気圧が平衡する
  10. 液体が胴体へ戻ったことで重心が下がり、鳥は元の直立状態に戻る

水を入れたコップ等が置かれ、嘴が降りたとき水に浸されるようになっていれば、水飲み鳥は水を吸収し続けてサイクルは繰り返され、頭部を湿らせるに足るだけの水がある限り動作は続きます。
ただし水が無くても、頭部が湿っているか、もしくは頭部と胴体の温度差が持続される場合にも動作は続きます。
蒸発熱なしで温度差を持続する手段としては、例えば胴体部を熱することで頭部との気圧差を作り出せばこの熱機関は駆動します。
おしりの球の部分が熱にさらされれば、OKです。

初動から連動までの動きを動画にしてみました。



なんて小難しく述べてはおりますが、ようは愛嬌のある動きで注目されればOKなんです!

大人は懐かしく、子供は新鮮味を味わえる。そんな一品です。

《タカダ》

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