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究極の現実社会逃避

2013年09月15日

メガネのセンリ

いつもメガネのセンリ・ブログをご覧いただきありがとうございます。

今週は宇宙ネタの多い一週間でした。
1977年に打ち上げられた『ボイジャー1号』が人工物で初めて
太陽系圏外に出たそうです。
時速61,333kmで36年かけた大挙です。
また、昨日はJAXAの新型ロケット『イプシロン』の発射が成功しました。
これからの日本宇宙産業の為にも大切な第一歩です。

上記は皆さんよくご存知の話ですがここでちょっとレアな話。
2013年9月12日、オランダの非営利組織マーズ・ワンが
火星へ移住する人の募集を行ってから2週間で
世界の120カ国以上から約7万8000人の申し込みを受けたと発表しました。
申請締め切りまでに50万人という目標を達成可能な勢いです。



火星への移民のブームが世界中で高まっている。
マーズ・ワンによると、応募者が最多なのは米国で1万7324人、
次いで中国の1万241人、英国の3581人となっている。
中国人が2番目に多いのは意外です。
それだけ祖国に愛想を尽かしているのかも知れません。

これまでもNASAが一度行ったら戻れない、切ない片道切符の
火星移住化プロジェクト計画を立ち上げ話題となった事がありますが、
この度オランダの民間ベンチャー企業が
火星への移住計画を立ち上げ、2023年までには宇宙飛行士を送り込み
2033年には、20人以上が火星で居住できる環境を整えるという
「マーズワン・プロジェクト」の全貌を明らかにしました。
この民間ベンチャー企業「Mars One」は、オランダのエネルギー
関連会社の元経営者で研究者だったバス・ランズドープ氏と
ドイツの企業と共同で設立したもの。
トータルコストは60億ドルと推定されているが
既に多くの企業やメディアから資金調達を得ているという。
公式サイトに公開されている火星移住までの
タイムライン(ロードマップ)は以下の通りです。

●2011年 火星移住化プロジェクト発足
移住を可能にする条件の洗い出し、このプロジェクトの実行が
可能であることを検証。

●2013年 宇宙飛行士の選定を開始
23年から2年ごとに火星へ人材を移送する為、40名の宇宙飛行士を
選定、育成。砂漠に移住基地のレプリカを作成し
スタッフのトレーニングや、実際に必要な装備の準備を開始する。

●2014年 火星探査機・通信衛星の製作
物資の輸送ミッションの準備に入る


●2016年 火星通信衛星発射!
火星通信衛星に1月に飛ばし、10月に軌道上へ。

●2018年、火星探査機を発射
移住可能地域の調査を開始。この様子は通信衛星を通して
地球へストリーミング放送される。


●2021年 移住準備完了
火星移住に必要な機材、物資の配送が完了。居住ユニット、
生命維持ユニット、電源供給システムなどが2回に分けて送り込まれる。


●2022年 宇宙飛行士が火星に向けて出発
水や酸素の準備を前半までに整わせ、9月14日にいよいよ4人の
宇宙飛行士が火星に送り込まれる。
10ヵ月後に到着を予定している。

●2023年 宇宙飛行士が火星到着
8月、4人の宇宙飛行士が火星に到着。太陽光発電パネルを展開し
電源システムを完成させ、いよいよ人間による火星探索が始まる。


●2025年 宇宙飛行士の第二陣が到着
6月に新たなる宇宙飛行士たちが到着予定。コロニーは着々と
住環境が整えられていく。
そして2033年。火星上に20人の人類が生活することとなるだろう。

その全貌は公式サイトで↓

「マーズワン・プロジェクト」

そして興味のある方は応募してみてね      

《なかお》

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