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ヤマアラシのジレンマ。

2013年06月11日

千里中央店

ドイツの哲学者ショーペンハウエルの寓話に出てくる
「ヤマアラシのジレンマ」という、こんな話しをご存じだろうか。



冬の寒い日に二匹のヤマアラシが
互いにからだをくっつけ合って暖をとろうとした。
ところがあまりに近づきすぎて
お互いのトゲでお互いのからだを刺してケガをしてしまった。
痛いといって離れるのだが、寒いからまたくっつく。
そしてまた離れる。
そういうことを何回か繰り返しているうちに
ケガをせずに暖まれる適度な距離をあみだした。


という寓話である。

ヤマアラシにみる、つかず離れずの適正距離。
人間関係もヤマアラシと同じだ。
相手によって「針の長さ(痛いと感じる距離)」が違う中で
それぞれの距離感を覚えていって、
適度な距離感を保って付き合うことが求められているということ。

少し難しい表現になるけど、心理学的に人間関係の基本は
「社会的存在としての人間」と「独自ある個性としての人間」
がぶつかり合う事にあるというもの。

過度に周囲(集団)にくっつき過ぎると
独自ある個性としての人間が弱くなり
逆に過度に個性を主張し過ぎると
社会的存在として機能する事が難しくなる。

現在自分自身が置かれた状況で、上手くやっていくためには
そのバランスをとることが大事だという事だ。

人間関係もまずは1対1がすべての始まりだ。

そのためには、まず自身の「針の長さ」を把握して
その針を出来るだけ柔軟に伸縮できるように。
そして何よりも相手の「針の長さ」を観察して
想像してみる事が必要なんだろうと思うのです。







昨日は仕事が休みで、夕食前に家族でバッティングセンターに。
息子が快音を響かせるなか、僕は全くジャストミートせず
逆にストレスを感じてしまう結果に…トホホ…(-。-;

《ウエノ》

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