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イタドリ採り

2019年05月10日

南千里店

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皆さま、10連休お疲れ様でした!!

しっかり10日間休まれた方、

お仕事の事情で連休途中で仕事をなさった方、

私達のように物販に携わり、連休が無かった方・・・(苦笑)

それぞれのお休みを楽しまれたことと存じます。




連休中の定時休に妻と「春の恒例行事」に出掛けました。


それは・・・春の山菜「イタドリ」採り・・・





ご存じない方が多いのでご説明致しますと(学術的な説明)

「イタドリ」とは、タデ科ソバカズラ属の多年生草本で、

北海道西部以南の日本中各地の野山に自生し、

非常に繁殖力旺盛で、定着すると他の草木を

締め出してしまうほどだそうで「世界の侵略的外来種ワースト100」

にも指定されているそうです!!  (最悪)




なんか、こんな風に記述すると”めちゃめちゃ悪い植物”的な

イメージになりますが、弁護のために良いところもお知らせ・・・



根茎部分を天日干ししたものを「虎杖根」といい、

緩やかに排便を促す作用があり、昔から”便秘薬”として

民間療法に用いられたり、若い葉には止血作用や鎮痛効果が

あるとされ、古くから用いられて来ました。



一説によると「イタドリ」とは

この”痛みを取る”ということから名付けられたようですが・・





名称はイタドリの他に「スカンポ」とか、秋田地方では「サシバ」、

和歌山当たりでは「ゴンパチ」などとも呼ばれているようです。


皆さまが子供の頃の童謡で・・・

「土堤のスカンポ ジャワ更紗、昼は蛍がねんねする・・・・・」

なんて、ただ何と無く口ずさんだ記憶は有りませんか??




私が子供の頃、田んぼの畦道に自生しているのを採り

表皮の薄皮をむいて口にすると、”ただ酸っぱくて”・・・

唾が溢れてきて、喉を潤してくれた記憶があります。






イタドリの若い茎はアスパラガスのような形をしており、

中は竹のように空洞です。

それが故に手折ると”ポン”と良い音が鳴ります。

この音が実に”気持ち良い”・”心地良い”・・・


自説ですが”スカンポ”の由来はこの音からだと勝手に思ってます。



上記記載のように生でも口に出来ますが、

アクが強いので食用には向きません。

皮を向いて何日か桶に入れて水分が出なくなるまで塩漬けにします。



勿論、この様な手間・暇の掛かる作業は妻の仕事・・・

私は採るところまでのお手伝いですが、これが大変なんですよぉ~~~


毎年、自生している場所をアチコチと覚えておいて

そこまで山道を運転して行くんですが、気温やその他の

気象条件によって成長が異なるので、

昨年と同じ場所に行っても、採り頃とは限りません。

生育が早かったり、遅かったり・・自然が相手だから難しいもんです。

思う場所になかったり、すでに他の方が摘み取ってたりして・・・

これでなかなか競争が激しいのですよ。




国指定天然記念物の「野間の大ケヤキ」、

この周辺にもイタドリの群生場所があります。

興味のある方にはそんな場所お教え致しますよぉ~~



今年はラッキーにも上手く当たりました。少ない場所で大量収穫!!




山の中ですので5月だというのに”桜”がまだ咲いていました。

こんなのが見られるのも、山行きの楽しみの一つです。 (笑顔)




まさか業者の方が取りに来られてはないと思うのですが、

先日はあるスーパーで販売されているのを見かけましたよ。

しかし、お若いママさん達は「イタドリ」なんて興味ないでしょうが・・




さて大量に採集した後からが妻の活躍の順番です。


何十本のイタドリの皮を剥き、(それだけで手首が痛いと・・・)

適当なサイズにカット、塩漬け・・・と、大変です!!

しかし妻の友人の方々も、心待ちにしていらっしゃるので、

手も抜けず、サボれず・・・頑張っています。 (ア~ァ)




下拵えの終わったイタドリは、いろいろな料理法で食べられます。

炒めもの・煮物・てんぷら・和え物・胡麻和え・・・などなど、

それぞれのご家庭で、独自の味付けをされ美味しくいただきます。









嬉しいような、しんどいような・・・恒例行事でした!!




          《タケナカ》











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