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累進帯長(るいしんたいちょう)。

2018年08月11日

千里中央店

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こんにちは。



以前のブログでもご紹介させていただいた『アンバレンタイン 』のBLANCA。
自分用として、2週間程前から店頭でもプライベートでも掛けています。

お客様から褒めていただくこともあり、僕自身とても気に入っています。


anne et valentin BLANCA A193 44 47,000yen+ tax

さて、今回のレンズですが、もちろん遠近両用にて作成しました(笑)。

度数も、これまで使用していた度数に比べて、加入度数(近用度数)を1段階強くして1.75に、累進帯長(遠用部から近用部までの長さ)をこれまでの14ミリから12ミリと短くしてみました。

しばらく掛けてみての感想はというと…

掛け始めは目線を少し下に向けるとボヤけを感じてしまい、正直これまで通り14ミリにしとけば良かったかな…と思いました。
しかし、その感覚にもすぐに慣れて、あまりの近くの見やすさに、やっぱり12ミリで良かったな…と思い直した次第であります。


先程から12ミリだ14ミリだと、何の話し?何を言ってんの?…そんな声が聞こえてきそうですが。

遠近両用の掛けやすさ、使いやすさを左右する要素のひとつに【累進帯長】があります。

【累進帯長】とは遠用部から近用部までの長さのことを言います。

メーカーによって様々な【累進帯長】がありますが、今回は12ミリを『短め』、14ミリを『標準』、シンプルにお伝えする為にこの2つでお話しをしてみます。


遠用部から近用部までが『短め』だと、近用部に視線が届きやすいため、近くは見やすいです

『標準』だと近用部が2ミリ下になり視線が届きにくいため、近くは『短め』に比べて見にくいです。
(アゴを上げたり、メガネを持ち上げると見やすくなりますが…)

遠近両用なんですから、近くは見やすい方がいいですよね。



では『標準』のメリットは何処にあるのでしょう。

それは単純に【累進帯長】が『短め』よりも2ミリ長いことにあります。

どういうことかと言うと。

それは近用ポイントが下の方にあるため、歩くときに足元がボヤけにくく歩きやすいこと…言い換えれば、違和感を感じにくいということです


それからもうひとつ。

累進レンズは1枚のレンズに複数の度数が入りますのでレンズのサイドの部分に『ボヤけ・揺れ・歪み』がでます。
そこを視線が通ると、慣れるまでは違和感を感じます。設計上これはどうしようもないです。

『短め』は、このサイドの部分の『ボヤけ・揺れ・歪み』が、『標準』に比べて大きくなります。短い累進帯長に度数を詰め込むため、サイドに皺寄せがくるからです。

同じ度数ならば、掛け心地(装用感)は『標準』の方が間違いなくいいです。

やっばりメガネは違和感なく掛けれる方がいいですよね。



いったいどっちがええねん?


…そう思ったあなた

メガネのセンリにご相談ください。

近くの見え方を重視されるか、掛け心地(装用感)を重視されるか…ご要望をお聴きして…

それぞれのメリット、デメリットをしっかりとお伝えし、それぞれ、視線やアゴの使い方、注意点などテストレンズで装用体験をしていただいたうえで…

あなたの度数、装用歴、ライフスタイルに合わせた、ベストな累進帯長の遠近両用レンズをご提案させていただきます(笑)。


どちらがいいかは人それぞれ。

それを見極めて、暮らしの中で快適にメガネをお使いいただくように努めるのが僕たちの仕事です。




ただいま『2018 サマーフェスタ』好評開催中です。暑い日が続いておりますが、ぜひこの機会にお立ち寄りくださいませ。





《ウエノ》


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