本のお話
2018年04月29日
虹の翼
吉村 昭
《 飛行器 》 二宮忠八 命名
明治生まれの忠八は、手作り凧名人で創意工夫を凝らし空から広告チラシを
まいたりして、凧で生計を立てた時期があります。
生活の為軍隊に志願して入隊
軍事訓練中、弁当の残飯に集まった烏の飛翔する姿を見て
次に鳥や昆虫の飛翔を観察し、飛行原理を研究し人間を乗せて飛ぶ事の出来る
飛行器を作りたいと思うようになります。
ゴムを動力とし、四枚羽根のプロペラを作り車輪まで作り36メートルも飛ぶ
模型飛行機をライト兄弟が飛んだ頃より12年前に完成させていたのでした
忠八は飛行器の設計図と模型飛行器を軍に上申するが却下される
これがもし採用されていたら二宮忠八が世界初となった可能性が
小学校の教科書に 【 飛行機の発達 】と題し二宮忠八の事蹟が集録
一途に飛行器を追いかける男を描いた作品でした。
《 フジイ 》
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