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本のお話

2018年01月21日

南千里店

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怪物商人 江上 剛



一代で財閥を築き上げた男、 大倉喜八郎

黒船を見て、乾物屋から鉄砲商にこれで儲けて世界ヘ

自費で洋行、洋行先で政府の要人に恩をうり
洋服、製鉄等を見てこれからの日本に必要なものを
政府要人には、富国強兵を訴え協力を

帰国後すぐに洋服は特に兵隊に早急に必要なので、
政府で設備投資し兵隊の服を作り、後には払い下げる
約束をして帰国

政府の無理な頼み、台湾制圧時に必要な食料や兵站を
頼まれ協力するがしかし多くの社員をマラリアで失う。

その後も戦争に協力し儲け財を成すが
中国への個人での投資は莫大なものとなり
これに対し見返りを求めませんでした。

享年九十二歳 、
『 四十五十は鼻垂れ小僧、男盛りは八十九十 』と言って
大正十四年五月に八十九歳で中国の旅に出かける

葬儀に際し、中国の要人から反日運動が燃え盛る中
弔旗が九十一本並んだ。

『 クソ度胸と機知で、人の人生の二倍も面白おかしく生きられたのでしょうな。』
渋沢栄一 談

正に怪物商人でした。

《フジイ》

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