本のお話
半落ち
横山秀夫
前回に続いて横山作品です。
これは4年前に読んだ作品で、特に印象深いものです。
真面目な警察官が病苦の妻を扼殺し自首、ここから始まります。
もちろん犯行はスムーズに自供するも、犯行後の2日間の空白については
固く口を閉ざして、【 半落ち 】状態です。
警察官、検事、記者、弁護士、裁判官、刑務官、それぞれの立場、
それぞれの家庭の事情を細かく描きます。
警察は組織を守ろうと必死です
犯行動機に涙し、真相が明らかになって又涙、
もし同じ立場に立った時自分だったらどうするか
考えさせられた作品でした。
《フジイ》
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