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千里の歴史と伝統~ニュータウンまちびらき20周年記念本より

2017年12月04日

南千里店

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千里ニュータウンのまちびらきが1962年(昭和37年)に始まり、現在で55年目を迎えました。

千里一帯は元は寝山(ねやま)、千里山(ちさとやま)、九十九谷(つくもだに)と呼ばれていた起伏の激しい雑木林の丘陵地帯でしたが、日本最初の大規模ニュータウン開発の場に選ばれ、後に万国博覧会が千里の地で開催される事となり、人口も10万人を超え北摂の丘陵地帯は瞬く間に憧れのブランドエリアとなっていったのです。
その後更に街は成長し、まちびらきより20年、街が成熟期に入った頃に大規模なイベントが催されました。

千里20年まつりです。

千里パレードをメインに据えて数々のイベントが催されました。

その中で千里20年まつり実行委員会が製作した一冊の本を、偶然に入手することが出来ました。



《千里の歴史と伝統》と題された千里ニュータウンやその周辺に伝わる伝説やエピソード、歴史などを綴った内容となっており、全20話からなる中には面白いエピソードなども書かれております。


その中の話の一つ、第一話の《神代のゆかり》より・・・
千里にお住まいの方はご存知の伊射奈岐神社ですが、千里には何故か伊射奈岐神社が二座あるのはご存知でしょうか?
吹田市佐井寺と山田にそれぞれ社があります。そして佐井寺の伊射奈岐神社には男神『伊射奈美之命』が、山田の伊射奈岐神社には女神『伊射奈岐命』が祀られているのです。
イザナギ・イザナミの神様は国造りの神様として有名で兄妹であり仲睦まじい夫婦でもあります。
それが千里の地では別居しているのです・・・何故?

この本の中では、元は山田の荘として両神が祀られていたのですが、地域の発展とともに更に神社の建立が必要になり佐井寺の伊射奈岐神社から新しく建てられた山田の伊射奈岐神社にイザナミ様が祀られたとの事。逆単身赴任でしょうか・・・。

この吹田市にある二座の伊射奈岐神社は延喜式神名帳に記載されている式内社で、とっても格式の高い神社なのだとか。

このお話しの他にも龍神伝説や楠木正成、戦国時代から忠臣蔵など千里とのゆかりを紹介した面白い逸話やエピソードなど身近に感じていただける内容となっておりました。

それと、面白い地図も記載されておりました。


ニュータウンのだんご図です。
今も名残のある地名がちらほらと・・・。

吹田市内の図書館にはもしかして置いてあるかもしれませんのでご興味のお有りな方は是非・・・。


《タカダ》

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